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スプリングスティーンの大ファンとして知られる永野が、小池をはじめとするZ世代の若者にスプリングスティーンの魅力を伝えるため企画された本イベント。普段J-POPを聴くという小池は、イベントに呼ばれたことについて「私が一番(不思議に)思ってます」と口にしつつ、映画の感想を「めっちゃハマりました! めっちゃ響きました」と興奮気味に伝える。スプリングスティーンの最後の来日が1997年の「The Ghost of Tom Joad Tour」だと聞くと、「まだ生まれてなーい!」と驚愕。一方の永野は「僕がホリプロに入った年ですね。その5年後に『お前がいると後輩に悪影響を与える』ってクビになるんですけど……(笑)」と振り返った。
ここから、永野が若い世代のために本作を楽しむポイントを解説。「ブルース・スプリングスティーンはいまや大御所中の大御所ですけど、“ボス”にも若い日々があった。(映画は)歴史の話なのかと思ったら、『Born In The U.S.A.』の前の、“もう売れているけどフワッとした状態”の頃の話で、『よくここを描いたな』と思いました。幼少期に苦労して……とかであれば、映画を作りやすいけど、(映画の冒頭で)いい車に乗ってた(笑)。『こうやってがんばりました!』という話というよりも、アーティスト、そして誰にでもある苦悩やアイデンティティ探しの話。(若い頃のスプリングスティーンは)意外とメンタルがグラグラなただの若者で、より共感しました」と、あくまで等身大の姿が描かれていることを強調する。小池も「分かち合う系。(映画の中のスプリングスティーンに近い)これくらいの歳なので、共感する部分が多かったです」と深くうなずいた。
また小池は、映画鑑賞後にスプリングスティーンの楽曲を聴き始めたといい、「歌詞を見ながら聴くとメッセージ性が強くて、“感情の歌”という感じで感動しました」と熱弁。永野は「素晴らしい!」とたたえ、「どこから聴いてもいいですけど、『明日なき暴走(Born to Run)』あたりから入るのもお勧め」とうれしそうにアドバイスを送る。
イベントの締めくくりには、小池が永野に感謝を込めてネタを披露し、永野の持ちネタをアレンジして「永野より、普通に、スプリングスティーンが好き!」と叫ぶ。永野もお返しに“本家”として「スプリングスティーンが大好きだ! ラッセンより好き!」と絶叫。会場が盛り上がる中、最後に小池は「悩んでる人に一番観てほしい」、永野は「観ながら没頭できるし、自分の人生と照らし合わせて浄化される不思議な映画。ファンの方も初めて知る方にも最適」と改めてアピールした。
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」は全国で上映中。
映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」日本版本予告
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椿原 敦一郎 @teamokuyama
【イベントレポート】永野が熱弁、Z世代・ゆい小池にも響いた「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」 https://t.co/8dHI3Ruiwm