宮城県石巻市での2014年の初開催を皮切りに、これまで福島や熊本などの被災地を中心に、寺院や体育館といった場所を1日だけ“映画館”にしてきた同プロジェクト。能登半島最北部に位置する珠洲市は、道路などライフラインの⼨断により、多くの地域が孤⽴集落となるなど甚⼤な被害を受け、現在も多くの⼈が避難⽣活を余儀なくされているという。
イベント冒頭には珠洲市長の泉⾕満寿裕氏が登壇。「会場が熱気に満ちている。本当に⼤きな⼒。これを⼒に、より魅⼒ある最先端の復興を⽬指したい」と開催の喜びを述べた。
斎藤は「昨年3月、(能登半島の)志賀町で開催した際に『未来で待ち合わせしよう』と約束をしていたので、今回こうして奥能登で実現できたことが本当にうれしいです」とコメント。「実際に歩いて回ってみると、復興への道のりはまだ続いていると感じました。にもかかわらず、石川県の方々はご自身が大変な状況でも、周囲の人を気遣い、励まし合っている姿が印象的でした。ただ、その優しさの奥にもしSOSがあるなら、見逃さずに寄り添いたいと思いました」と吐露する。
イベントにはドラマ「誘拐の日」で斎藤と共演した
このたび上映されたのは、2024年に公開されたアニメーション映画「
イベントの最後に、斎藤は「cinema birdは“点”ではなく“線”になって初めて意味を持ちます。皆さんが足を運んでくださることで、cinema birdは完成します。今日、この空間を通して皆さんと手をつなげたと感じているので、またお会いしましょう。この瞬間を糧に、私も明日からがんばります。皆さんもどこかで今日という日を思い出していただけたらうれしいです」と言葉に力を込めた。
出演者たちは珠洲市にある仮設住宅も訪問。住民の中にはcinema birdのような上映会を自ら企画している人もいて、斎藤は「同じ空間で観るというのが運命共同体で、空間や情景を共有できることがまさに映画の魔法」と改めて映画の魅力を伝えた。
※cinema birdのeはアクサンテギュ付きが正式表記
すずしみん@珠洲市非公式𝕏アカウント @suzushimin
斎藤工さんたちが珠洲市に来てくれました!
みなさんが「GO TO SUZU」のTシャツを着てくれてることが嬉しいです!
「GO TO SUZU」する人が増えるといいなぁ。
#能登半島 #珠洲市
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