朝倉かすみの同名小説を「片思い世界」の
本作をひと足先に鑑賞した松坂は「日常にある出来事がこれほどまでに美しく尊く、人生の痛みと優しさが滲んでいました」と感想を述べ、有村は「大人になれば迷いも間違いも、ないと思っていた。心が届く日も届かなかった日も月が静かな夜を照らしてくれる」とつづる。齋藤は「大人の恋はほろ苦いと結論づけるのは、あまりに性急だったかもしれません。無垢で、照れくさくて、瑞々しくて、それでいてまどろっこしくて、重ったるい」と伝えた。小説家の染井為人、原田ひ香、唯川恵のコメントは下部に掲載している。
「平場の月」は11月14日に全国で公開。坂元愛登、一色香澄、中村ゆり、でんでん、安藤玉恵、椿鬼奴、栁俊太郎、倉悠貴、吉瀬美智子、宇野祥平、吉岡睦雄、黒田大輔、松岡依都美、前野朋哉、成田凌、塩見三省、大森南朋もキャストに名を連ねた。
有村架純(俳優)コメント
大人になれば
迷いも間違いも、ないと思っていた。
心が届く日も届かなかった日も
月が静かな夜を照らしてくれる。
齋藤飛鳥(俳優)コメント
大人の恋はほろ苦いと結論づけるのは、あまりに性急だったかもしれません。
無垢で、照れくさくて、瑞々しくて、それでいてまどろっこしくて、重ったるい。
ようやく涙が落ちてもどこかかなしくない気がしてしまうのは、大人だからなのか、
それとも大人になってしまったからなのでしょうか。
染井為人(小説家)コメント
遠巻きに眺めていたはずの物語だった。
けれど、気づけばぼくはスクリーンの向こう側に立っていた。
主人公ふたりの中に入り、愛し愛され、思い悩んでいた。
愛するとは、痛みと慈しみを知ること。
近くから、遠くから、相手を思いやること。
大人の青春は、ほろ苦く、儚い。
原田ひ香(小説家)コメント
50になったら誰でも皆、いろいろある。
その「いろいろ」をお互いに飲み込んだ上での恋愛はとにかく切なく、胸を締めつけられました。
映画を観て、こんなに泣いたのは久しぶりです。
松坂桃李(俳優)コメント
日常にある出来事がこれほどまでに美しく尊く、人生の痛みと優しさが滲んでいました。
青砥と須藤の送るささやかな日常が、それらを強く感じさせてくれました。
唯川恵(小説家)コメント
須藤のもどかしい選択、青砥の打ちのめされる結末、愛に正解はない
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