イザベル・ユペールが魅惑のウインク「旅人の必需品」新映像、ホン・サンスも信頼

1

31

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 4 11
  • 16 シェア

ホン・サンスが監督、イザベル・ユペールが主演を務める映画「旅人の必需品」。同作の本編映像の一部がYouTubeで公開されたほか、ホン・サンスからのメッセージが到着した。

「旅人の必需品」場面写真

「旅人の必需品」場面写真

大きなサイズで見る(全13件)

ホン・サンスの新作5本を連続公開する企画「月刊ホン・サンス」の1本として封切られる同作は、韓国ソウルを旅する謎めいたフランス人女性イリスの物語だ。フランス語の個人レッスンをしている彼女は生徒たちの家を渡り歩き、レッスンが終わると年下のボーイフレンドの家へ。イリスは何をしに韓国へやって来たのか、なぜフランス語を教えているのか。韓国の国民的詩人ユン・ドンジュの詩に触れる中で、徐々に彼女の謎に満ちた日常が浮かび上がる。ユペールがイリスを演じた。

「旅人の必需品」ポスタービジュアル

「旅人の必需品」ポスタービジュアル [拡大]

映像には、イリスが個人レッスンにてクォン・ヘヒョ扮する人物と会話するシーンが収録された。イリスの生徒のパートナーである彼が「以前は弁護士を 今は映画会社の社長ですよ」などと話すと、イリスは突然彼にロックオン。見つめながらウインクを2回放ち、社長がその様子に思わず照れ笑いを浮かべるさまが確認できる。

本日10月25日に65歳の誕生日を迎えたホン・サンス。彼は「月刊ホン・サンス」の上映について「作品に関心を持ってくださる皆さんには、心から感謝しています。これらの映画が、観てくださる方々にどんな体験をもたらすのか、とても楽しみです」とコメント。「3人のアンヌ」「クレアのカメラ」に続いてタッグを組んだユペールの印象を「自然体で、とても勇敢で、そして知的な人」と述べ、「人間としても、アーティストとしても、私は彼女を信頼しています。私はただ台詞を書いて渡しただけでしたが、彼女の演技にはとても驚かされ、うれしく感じました。彼女と一緒に仕事ができること自体が、ただただ幸せなんです」と語る。

ホン・サンス ©Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved

ホン・サンス ©Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved [拡大]

一方でユペールは、ホン・サンスの演出を「とても独特で、想像力に満ちていて、私は完全に自由でいられるんです。本当に特別なんです。とても豊かで、刺激的で、たくさんのインスピレーションを与えてくれるんです」と述懐した。

第74回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した「旅人の必需品」は、11月1日より東京・ユーロスペースほかにて公開。イ・ヘヨン、チョ・ユニ、ハ・ソングク、キム・スンユンもキャストに名を連ねた。

映画「旅人の必需品」本編映像

映画作品情報

上映企画「月刊ホン・サンス」実施情報

実施劇場

東京都 ユーロスペース ほか

作品リスト・公開日

「旅人の必需品(英題:A Traveler's Needs)」2025年11月1日(土)公開
「小川のほとりで(英題:By the Stream)」2025年12月13日(土)公開
「水の中で(英題:In Water)」2026年1月10日(土)公開
「私たちの一日(英題:In Our Day)」2026年2月14日(土)公開
「自然は君に何を語るのか(英題:What Does That Nature Say to You)」2026年3月21日(土)公開

この記事の画像・動画(全13件)

©2024Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

イザベル・ユペールが魅惑のウインク「旅人の必需品」新映像、ホン・サンスも信頼(コメントあり)
https://t.co/2p7TnMGjg3

#旅人の必需品 https://t.co/rxlup8Fxxc

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 旅人の必需品 / ホン・サンス / イザベル・ユペール / クォン・ヘヒョ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。