「沖縄狂想曲」の
本作のワールドプレミアとなった9月6日開催のロサンゼルス日本映画祭では、Revival Awardを受賞。このたびYouTubeで公開された映像には、映画監督として仕事をする隆太郎の姿や、彼が日常の違和感に気付く様子、妹から「いつかこうなると思ってた」と言われるシーンなどが映し出された。
藤井は「当時監督は、脚本を読むことすら難しかったと思います。でも、そんな心配も俳優部には見せずいつも通り指示をしてくださり、スタッフチームも昔の太田組と変わらないものがそこにはあり、居心地の良い現場でお芝居をさせていただきました」と撮影時を振り返る。佐野は「太田隆文監督作品とはこれまでご縁がなかったが、その、壮絶なお話を伺い、また、その体験を映画にする!!というとてつもないエネルギーに打たれて是非ともと、参加させていただいた」とオファー時を述懐し、「まだまだ撮ってください!!」と太田にエールを贈った。
「もしも脳梗塞になったなら」は12月20日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。
映画「もしも脳梗塞になったなら」特報
藤井武美 コメント
主人公、隆太郎の妹さくらを演じます藤井武美です。
太田監督の作品に参加するのは、2回目になります。
今回台本を読ませていただき、監督の実話と知り、現実を受け止めることも出来ず、現場へ行く怖さもありました。
当時監督は、脚本を読むことすら難しかったと思います。
でも、そんな心配も俳優部には見せずいつも通り指示をしてくださり、スタッフチームも昔の太田組と変わらないものがそこにはあり、居心地の良い現場でお芝居をさせていただきました。
さくらは、兄のことを心配するあまり、あえてきつい言葉を使っています。
でも、そのセリフには家族としての愛が沢山含まれていて、今回妹という大事な役をいただいたからには今回の作品のキーポイントの一つである「家族愛」の部分を大切に演じたいと思いました。
太田監督の実話ということもあり、私にとっても思い入れのある作品です。
病気に対する想いだったり、いざそういう状況に直面した時どうするのがいいか、実話だからこそのリアルな物語が描かれています。
たくさんの方々に観ていただけたら嬉しいです。
是非、劇場でご覧ください。
佐野史郎 コメント
オファーをお受けたしたのは、周りに脳梗塞で倒れた家族、知人が何人もいたから…ということもある。
家族の場合は、倒れてすぐに救急車で病院に運ばれ、治療できたため、麻痺も残らなかったが、一人暮らしの知人は、一日連絡がつかずに翌日訪ねて行ったら倒れたままだったり、もう一人は路上で倒れているところを発見されたが、今も寝たきりだったりする。
怖い病気で、高齢になればそのリスクは高く、いつ訪れるかわからない。
若い時の無茶とも無関係ではないだろう。歳を重ねるうちに健康を害し始める…というのはこちらも同じだ。
太田隆文監督作品とはこれまでご縁がなかったが、その、壮絶なお話を伺い、また、その体験を映画にする!!というとてつもないエネルギーに打たれて是非ともと、参加させていただいた。
元々、ヒューマンな感動話に惹かれることは少ないが、少数でも正直に、真っ直ぐ生きる闇の世界を知る人たちに惹かれてきたし、映画も、そうしたアンダーグラウンドな匂いを持つ監督たちと組ませていただいてきた。
陰ながら監督を応援する役どころは、自分自身の心情とも重なる。
太田監督、ありがとうございました。
まだまだ撮ってください!!
太田隆文(映画監督) @ota_director
映画「もしも脳梗塞になったなら」特報解禁、藤井武美・佐野史郎のコメントも https://t.co/MlvPE6xHvo