本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた永島夏希が、2人の子供の夢を叶えるためドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていくヒューマンサスペンス。北川が夏希を演じ、
撮影は2024年11月下旬から約1カ月間行われた。まず撮影されたのは、北川が子役の渡瀬結美・加藤侑大と挑んだ家族のワンシーン。事前のエチュードで仲を深めたようで、序盤から子役の2人は北川に懐いていた。夏希が早口の関西弁を話しながら子供たちを自転車に乗せるシーンでは、北川が細かいアドリブを織り交ぜる一幕が。撮影前には北川から夏希が話す方言について質問があり、関西弁の中でも標準とされる“摂津弁”に。「お前は王将の回しもんか!」と絶妙な間合いでツッコミを入れる様子も見られた。
内田の意向により、北川と森田は撮影初日まで会わなかったそう。現場には初共演とは思えないほど親密な空気が流れていた。土砂降りの中で夏希が多摩恵に「家族になってほしい」と懇願するシーンでは、2人の熱演に涙するスタッフもいた。さらにメイキング写真には、多摩恵の幼なじみ・池田海役の
本作で俳優デビューを果たす
北川はオールアップ時に「夏希ほどではないですが、私も日々追い立てられるように生活しているので、夏希には共感しやすかったです」とコメント。「夏希は誰か周りに支えてくれる人、助けてくれる人がいれば道を踏み外すことはなかった人です」「家庭に恵まれず、社会の救いの手が行き届かないという状況で、必死にもがき、生きようとします。子どもを守りたいという母の強い思い、腐った世界でもなんとか前向きに生きようとする泥臭さを見守っていただけたら幸いです」と言葉に力を込めた。
「ナイトフラワー」は11月28日に全国で公開。渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研もキャストに名を連ねた。第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品される。
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北川景子の映画作品
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北川景子、森田望智の共演作「ナイトフラワー」メイキング写真、佐久間大介・渋谷龍太の姿も
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「腐った世界でも前向きに生きようとする泥臭さを見守っていただけたら」
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