映画「
同作は小学4年生の上田唯士(うえだゆいし)が、環境問題に高い意識を持つクラスメイト・三宅心愛(みやけここあ)に恋をし、彼女に近付くため、クラスの問題児・橋本陽斗(はしもとはると)と3人で“環境活動”を始める物語。ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の嶋田が唯士役、本格的な演技は初挑戦の瑠璃が心愛役、ドラマ「3000万」の味元が陽斗役で出演した。
風間はまず出欠確認を始め、嶋田らは名前を呼ばれると元気よく返事をする。また「緊張している人はいますか?」と聞くと、多くの手が挙がった。風間は続けて「撮影の合間に一番ふざけていたのは自分かもしれないという人は手を挙げて」と問いかける。すると「暴れん坊でスタッフさんに怒られた」「爆竹のシーンをもう1回やりたかった」「爆竹が想像の2、3倍はうるさくて一瞬鼓膜がいかれました」と子供たちが口々に答えた。
「このメンバーでまた作品をやりたいという人は?」という質問には全員が挙手し、白石絃馬は「撮影以外の生活面でも楽しいことがいっぱいあったので、もう1回やりたいです」と期待をふくらませる。風間が「撮影はちょうど1年前の夏休みの時期。特別な夏になったんじゃないですか?」と言うと、真中ちはやは「夏休みは毎年YouTubeを観てごろごろしていましたが、今回は充実したいい思い出ができました」とうれしそうに回想した。呉が「サマーキャンプみたいな感じ?」と例えると、子供たちは声をそろえて「ああー!」と同意し、風間も目を細める。
風間が「先生は教室にいるみんなのことしか知らないのですが、喧嘩もあったの?」と尋ねる一幕も。伊藤尊は「大久保(壮駿)くんと喧嘩したことがありました。そのまま撮影が終わったんですが、別の機会で会って仲直りできました」と明かし、大久保は「理由はなんだったっけ……?」と返す。そんな様子を見て、風間は「映画のタイトル通り、そんな“ふつうの子ども”たちとみんなで楽しく撮影した夏休みでした」と優しく話した。
「映画館で作品をすでに観た人は?」と尋ねられると、瑠璃は「最初は実感がありませんでしたが、何回も観ているうちに実感が湧いてきました。それにお客さんから『心愛ちゃんかわいい』と言ってもらえるとうれしくて。私に気付いてくださる方もいて『サインをください』と言ってくれました」とコメント。また今泉雄土哉が「スクリーンの中に自分がいるというのは、なかなかできない体験なのですごくうれしかったです」と話すと、呉は「彼はすごく真面目で、みんなが騒がしいときに注意もしてくれたんです」と続ける。風間は「でもあのうるさい感じがスクリーンに映っているのも素晴らしかったですね」と活気にあふれた現場を楽しそうに振り返り「先生は作品を観ていて、監督は皆さん1人ひとりのことが好きなんだなって感じました。愛されてるよ。そういうものが詰まった映画だと思いました」としみじみ述べた。
イベントは締めの挨拶に入る。
味元は「以前に監督が『舞台挨拶の場に立てることを当たり前に思わないでね』とおっしゃいましたが、こういうふうに4年1組のクラスメイト(役のキャスト)とここにいられることは、皆さんのおかげだと感謝しています。そして先生、うちらを上手にまとめてくださってありがとうございました」と口にする。また瑠璃は「去年の夏にこの映画を撮って楽しかったですし、今日またみんなと先生に会えてすごくうれしかったです」と笑顔を見せ、嶋田は「主役を演じましたマコーレー・カルキンです」とボケつつ「こんなにたくさんの方にこの映画を観に来てもらえて、本当に感謝しかないです。もし面白いと感じたら、家族や知り合いに広めていただきたいです」とアピールした。
最後に風間は「特別派手なシーンがある映画ではないんですが、普遍的なものを描いています。周りの人に、素敵だと思ったらお薦めしてください。今すぐに爆発的な広がりがなかったとしても、何年掛かっても最終的に多くの人に観てもらえたら、と心の底から思える作品です」と語りかける。呉は「9月5日に初日を迎え、この小さな作品はどう歩いていくのかなと思っていました。たくさんの方が口コミで広げてくれて、映画評論家の方から後押しもいただき、おかげさまで映画をたくさんの方に観ていただけています」「最初にプロデューサーから『100年残る映画を作りたい』と話をされました。今、風間さんも言ってくださいましたが、多くの方に観ていただき、ずっと残る映画にできたのかなと実感しかけています」と思いを述べた。
映画「ふつうの子ども」本予告
呉美保の映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
【「ふつうの子ども」イベントレポート】
4年1組が大集合、風間俊介は子役たちに「愛されてるよ」と笑顔
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