若き日の
ウォーレン・ゼインズの小説を原作とする同作では、大ヒット作となった「Born In The U.S.A.」発表前の1982年を舞台に、成功の重圧と自らの過去に押し潰れそうになっていたスプリングスティーンの物語がつづられる。
クーパーは「この作品はいわゆる典型的な音楽伝記映画ではありません」と切り出し、「最初から私はこの映画を、より静かで、心の内面に迫る物語として捉えていました。ブルース・スプリングスティーンの人生における、きわめて特別で、深くて個人的な時間を描く作品なのです」と本作を表現する。さらにスプリングスティーンがアルバム「ネブラスカ」を録音しながら「Born In The U.S.A.」の構想を練っていた1981年から1982年について「その時期、彼は幼少期から抱えてきたトラウマとも向き合わなければなりませんでした」と言及。「私にとってこの映画は、ブルース・スプリングスティーンの人生全体を語るものではありません。あくまで、あの一瞬を称えること──静けさ、模索、そして感情の誠実さを映し出すことに意味があると考えました」とつづった。
あわせて新場面写真2枚も解禁。スプリングスティーンが米ニュージャージーの自宅でギターを弾く場面、ソファに座って物思いにふける姿が切り取られている。
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」は、11月14日に全国で公開。ジェレミー・ストロング、ポール・ウォルター・ハウザー、オデッサ・ヤングらもキャストに名を連ねた。
スコット・クーパー ステートメント
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」について
この作品はいわゆる典型的な音楽伝記映画ではありません。
最初から私はこの映画を、より静かで、心の内面に迫る物語として捉えていました。ブルース・スプリングスティーンの人生における、きわめて特別で、深くて個人的な時間を描く作品なのです。
1981年末から1982年初頭にかけて、ブルースは「ネブラスカ」を録音しながら、同時に「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の構想を練り始めていました。しかしその時期、彼は幼少期から抱えてきたトラウマとも向き合わなければなりませんでした。
私にとってこの映画は、ブルース・スプリングスティーンの人生全体を語るものではありません。あくまで、あの一瞬を称えること──静けさ、模索、そして感情の誠実さを映し出すことに意味があると考えました。正直に言って、私にとって「ネブラスカ」というアルバムとあの時代は、このプロジェクトが始まるずっと前から特別な意味を持っていたのです。だからこそ、あの時期のブルースの心の内側に入り込み、彼の長年のコラボレーターであるジョン・ランダウとともに歩みながら、その物語の一部をスクリーンに映し出すという機会を得たことは──言葉では言い表せないほどの意味があることでした。私はただ、耳を澄ませ、余計なことはせず、物語そのものに寄り添おうと努めました。
映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」をご覧いただけることを心より楽しみにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
「スプリングスティーン」は典型的な音楽伝記映画ではない、監督スコット・クーパーが語る
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