岸井ゆきの×宮沢氷魚「佐藤さんと佐藤さん」気まずい空気流れる予告、全キャスト解禁

岸井ゆきのと宮沢氷魚がダブル主演を務める映画「佐藤さんと佐藤さん」の全キャストが明らかに。あわせて本予告映像と本ビジュアルが解禁され、主題歌を優河が担当していることもわかった。

同作は、苗字が“佐藤”同士であるサチとタモツが交際・結婚・出産を経て歩む15年間を描いたマリッジストーリー。芯が強く明るいサチを岸井、真面目でインドアなタモツを宮沢が演じた。「ミセス・ノイズィ」の天野千尋が監督を務め、脚本を「話す犬を、放す」の熊谷まどかと共同で執筆している。

夫に浮気され、離婚相談でサチを訪ねる後輩・篠田麻を演じるのは藤原さくら。実家で暮らすタモツの弟・佐藤洋太役には三浦獠太、タモツの地元の居酒屋で働く吉田リサ役には佐々木希、サチの弁護士事務所に依頼をする東海林明役には中島歩がキャスティングされた。そのほか田村健太郎、前原滉、山本浩司、八木亜希子、田島令子、ベンガルも参加している。

このたびYouTubeで解禁された映像は、タモツがサチにプロポーズする姿に「さよならまでの15年」という文字が重なるシーンからスタート。弁護士を目指すタモツが司法試験に失敗し、会社員として働きながら「少しでも夫をサポートできれば」と自身も一緒に勉強をしてみたサチだけが合格する気まずい様子や、育児に疲れ果てたタモツのため息、2人が路上で言い合いをする場面などが収められた。

本予告の後半では、本作のため優河が書き下ろした主題歌「あわい」も聴くことができる。優河は「確かなものほど時に形にならず、不確かなものほど実感として残る。曖昧な気持ち、曖昧な記憶、曖昧な愛情。首を傾げながらも歩き続けて、私たちはまたどこかに辿り着く。物語のあとに少しでも心が解けるような、なにか肯定されるような、そんなひとときになったらいいなと楽曲を作りました」とコメントした。

なお本作のムビチケ前売り券は、8月29日10時より全国の上映劇場やメイジャー通販サイトなどで販売される。詳細は映画の公式サイトで確認を。

「佐藤さんと佐藤さん」は11月28日より全国でロードショー。

映画「佐藤さんと佐藤さん」本予告

優河 コメント

'私'と'あなた'との間（あわい）には言葉になれずに通り過ぎていくものがたくさんあります。
確かなものほど時に形にならず、不確かなものほど実感として残る。曖昧な気持ち、曖昧な記憶、曖昧な愛情。首を傾げながらも歩き続けて、私たちはまたどこかに辿り着く。
物語のあとに少しでも心が解けるような、
なにか肯定されるような、そんなひとときになったらいいなと楽曲を作りました。素晴らしいバンドの演奏と、ストリングスアレンジをお楽しみください。