映画「ディッシュアップ」のワールドプレミア上映が7月19日にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025で行われ、上映後の舞台挨拶にキャストの
本作は経営難に陥った和食料理屋「ゆりえ」を舞台に、父を亡くし店を継いだ料理人・上原譲治と、韓国から和食を学びに来たキム・ジュリが、価値観の違いから衝突しつつも店を盛り立てようと奮闘する物語。奔放な性格のキムに影響されて、凝り固まった価値観からの解放を目指す人々の姿が描かれる。青柳が譲治、NHK連続テレビ小説「虎に翼」などで知られる
青柳は「撮影してる最中からなんか変だなあ、変だなあと思っていたんですけど、仕上がりも変になっていて(笑)」と、本作をまとう独特の“変”な魅力を感じていたことを明かす。共演した三河も「僕も変だなってずっと思っていました。変だな、変だなと思っていたら、やっぱり変で、それが面白かったです」と続けた。
これが長編映画デビュー作となった池本は、2人からの「変な映画」という評価を受け「やりたいことはフルスイングしながら全シーン撮れたと思います」と手応えを感じている様子。また「慣れない部分もあった」と率直に述べ、「青柳さんや三河さんを含めスタッフのほかすべての人にサポートしてもらえた」と感謝を伝える。
劇中で料理人を演じた青柳だが、実生活ではあまり料理をしないそう。事前に「料理はそんなにうまくないですよ」と池本に報告していたものの、「監督もすっかり忘れていて、けっこう苦労しました」と苦笑い。感情をなかなか打ち明けられない不器用な役柄については「すごく難しかった」と振り返りつつ、「監督がどういう人物にしたいかを聞きながら役作りしていきました」と語った。
三河は印象的なエピソードとしてケジャン(韓国の辛いカニ料理)を食べるシーンを挙げ、「僕のワンショットはマジで10分間撮り続けたんですよ。『もっと食べて、もっと食べて』と。美味しかったんですけど...…言い方が難しいのですが(食べ続けたことは)意味があったのかな?」と吐露。池本は「たぶん、カットをかけ忘れたんだと思います」と正直に明かし、笑いを誘った。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025は、7月26日まで埼玉・SKIPシティ映像ホールほかで開催中。
おおとも ひさし @tekuriha
青柳翔「ディッシュアップ」に“変”な魅力感じる、三河悠冴はケジャンに苦戦 - 映画ナタリー
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