1998年にリリースされたアルバム「フェイクファー」の収録曲であり、シングルカットもされた「楓」は、切ない別れと前を向こうとする心情を紡いだ楽曲。ボーカルの草野マサムネが手がけたその詞とメロディは世代を超えて愛され続け、松任谷由実、上白石萌歌、Crystal Kay、Uruら多くのアーティストにカバーされてきた。
映画「
このたびアナウンスメント映像とファーストビジュアルも到着。YouTubeで解禁された映像には、ロケ地となったニュージーランドの雄大な自然が映し出され、物語の始まりを予感させる。また赤く染まる楓の葉、夕陽、星空、学校の屋上など、物語を彩る印象的な風景も切り取られていく。
行定は「この映画は喪失から立ち直れない人々を描く物語」と説明し、「20年前に『世界の中心で、愛をさけぶ』を作った。あの映画は失った人を心に、再び歩き出すことを決意したラストだった。それから20年後に、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしている」とコメント。またプロデューサーの井手陽子は「大切な思い出を胸に、美しく変化する男女の想いを描けたらと思いました」と思いを伝えた。
※高橋泉の高は、はしごだかが正式表記
映画「楓」アナウンスメント映像
行定勲(監督)コメント
この映画は喪失から立ち直れない人々を描く物語です。
人間の美しさだけでなく愚かさや身勝手さが露呈するのが恋愛だ。だから、ひとりでは生きていけない弱さや狡さがそこに介在する。
楓の花言葉には、「調和」「美しい変化」「大切な思い出」「遠慮」とあります。
私は「遠慮」をこの物語の核にして恋愛を描きたいと思いました。人の為に自分の気持ちを遠慮させて相手のことを想う男。その想いに気付きながらも、失くした最愛の人のことを想い続ける女。
20年前に「世界の中心で、愛をさけぶ」を作った。あの映画は失った人を心に、再び歩き出すことを決意したラストだった。それから20年後に、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしている。
井手陽子(プロデューサー)コメント
スピッツの「楓」は、決して色褪せることなく、多くの人に長く愛され続けている名曲です。
私にとっても、人生を通して聴き続けてきた曲といっても過言ではありません。
年を重ね、別れを経験するたびに、いつも自分を未来へと導いてくれました。
“楓”の花言葉には、「調和」「美しい変化」「大切な思い出」「遠慮」の意味があります。
人生には、多くの別れがあり、喪失は誰もが経験するでしょう。
その悲しみは、すぐに癒えることはない。それでも、季節は変わらず巡っていく。
流れる時間の中で、様々な感情が複雑に交差する。
忘れられない、忘れたくない想い。新たに生まれる想い。
純粋すぎるがゆえ、ときに残酷な想いを抱え、人はどう生きていくのか。
大切な思い出を胸に、美しく変化する男女の想いを描けたらと思いました。
「楓」から生まれたこの映画が、誰かの人生に寄り添い、未来への希望となることを願います。
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