反町隆史がドラマ「水滸伝」で“叛逆の英雄”に、織田裕二と国家権力に立ち向かう

反町隆史が、織田裕二の主演ドラマ「北方謙三 水滸伝」に出演する。

北方謙三による歴史大河小説「水滸伝」をもとにした本作は、12世紀初頭・北宋末期の中国を舞台に、理不尽な時代を変えようとする“はみ出し者たち”を描く物語。正義を信じる下級役人・宋江（そうこう）が、腐敗した世を憂い「替天行道（たいてんぎょうどう）」という世直しの書を記したことから、運命が動き出す。織田が宋江を演じた。

反町は、はみ出し者たちが結集する志の砦・梁山泊を率いる“叛逆の英雄”・晁蓋（ちょうがい）役で出演。民に慕われる義の心と、烈火のごとき闘志をあわせ持つ晁蓋は、宋江とともに国家権力に立ち向かっていく。

反町は「軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました」とコメント。監督の若松節朗は「眩い程の『生きる光』を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい」とつづっている。YouTubeでは反町によるコメント映像が公開中だ。

「北方謙三 水滸伝」は、2026年にWOWOWで放送・配信。若松のほか、村谷嘉則、佐藤さやかが監督を担当し、藤沢文翁が脚本を手がけた。

ドラマ「北方謙三 水滸伝」コメント映像（反町隆史）

ドラマ「北方謙三 水滸伝」

WOWOW 2026年放送・配信

反町隆史 コメント

2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。
晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。
「北方謙三 水滸伝」是非、ご期待ください。

若松節朗 コメント

反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。
その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
そして、反町隆史は照れ屋でもある。
普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。
義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせて欲しい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せて欲しい。
何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実に嬉しい。
眩い程の「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。
反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい。