オンライン上で集まった有志の学生メンバーで構成されたアニメーションの自主制作チーム・スタジオDOTによる「轍を越えてゆけ」が、カナダにて7月17日から8月3日にかけて開催されるファンタジア国際映画祭でワールドプレミア決定。2025年内に東京・テアトル新宿でレイトショーで上映されたのち、全国で順次公開されることもわかった。
約100名が参加するスタジオDOTは、初期からいる数人のコアメンバーと、作品ごとに募集をしながら少しずつ入れ替わってきたメンバーによってアニメーション制作を進めてきた集団。初作品であるショートアニメ「ライヒト調査録」がインディーズアニメのオンライン映画祭・HashTag Animation Fes2022にて優秀作品賞と協賛賞を受賞して以降、監督のVab.pngを中心にミュージックビデオや自主制作アニメを手がけてきた。
最新作「轍を越えてゆけ」は、クラウドファンディングで制作資金を集めて作り上げた約30分の短編アニメーション。監督のVab.pngは「インターネットを使ってスタッフをどんどん増やす方針は纏めるのが大変で、途中後悔しかけましたが、最終的にはこれがなかったらあと半年はかかってたと思います。100人のスタッフ、お疲れ様」とコメントし、美術監督のCUZは「今後人生に立ち止まった時、何度でも見返したい…そう思わせてくれる作品です…!」、プロデューサーのふたもくは「経験したことのない出来事をみんなで一緒に乗り越えたからこそ、この作品が次のステップへ歩みはじめたことは心から嬉しく思います」とつづった。
ストーリーなどの詳細は後日発表される。
Vab.png(監督)コメント
30分、一年で完成させますと言って本当に完成するやつがあるか!と思っているのは僕だけじゃないと思います。
インターネットを使ってスタッフをどんどん増やす方針は纏めるのが大変で、途中後悔しかけましたが、最終的にはこれがなかったらあと半年はかかってたと思います。
100人のスタッフ、お疲れ様。
CUZ(美術監督)コメント
一年前の今頃、美術ではスケジュールプランも立てずに、みんなでイメージボードを出し合っていました。
そんな轍の美術スタッフの皆さんには、今回大判カットを本当にたくさん描いて貰い、これでもかというくらい迫力満点の映像が完成いたしました。
今後人生に立ち止まった時、何度でも見返したい…そう思わせてくれる作品です…!
ふたもく(プロデューサー)コメント
振り返ると、スタジオDOTでの制作が生活の一部になっていました。
経験したことのない出来事をみんなで一緒に乗り越えたからこそ、この作品が次のステップへ歩みはじめたことは心から嬉しく思います。
ショートアニメ「ライヒト調査録」
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ティグレ @Masked_Tigre
オンライン上で集まったアニメ制作チーム・スタジオDOTの最新作「轍を越えてゆけ」公開 - 映画ナタリー
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