場面写真にはミシェルが覆面の男2人に襲われる場面や、CEOとして経済誌の表紙を飾るシーンが切り取られている。さらにテディとドンがミツバチの飼育家として作業する様子も。ミシェルの肖像をバックに何かを見つめるテディの姿も捉えられた。
ランティモスとストーンは「女王陛下のお気に入り」や短編映画「Bleat(英題)」、「哀れなるものたち」「憐れみの3章」に続いて本作で5度目のタッグを組んだ。ランティモスはミシェルというキャラクターの解釈をほとんどストーンに託したという。ストーンは演じた人物を「CEOの地位にいて、すべてを仕切っていることがミシェルにとっては一番自然なことなの。彼女は、テディとドンに誘拐されて監禁されるという狂気的な状況の中でも、すぐにすべてを仕切ろうとする」と分析する。ランティモスも「自分が置かれた状況からなんとか抜け出そうとするが、なかなかうまくいかない」と言及し、「だから嘘と真実を混ぜていく。でも何が真実なのか、実は誰にもわからない。真実と偽りの間、そして本当の自分の姿と演じている自分の間を行き来するのはとても複雑で繊細なバランスを要する」とコメント。ストーンを「そのバランスを巧妙に取っていく、非常に繊細で複雑な演技をするんだ」と称賛した。
「ブゴニア」は、2月13日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。なお第83回ゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル部門では作品賞のほか、ストーンが主演女優賞、プレモンスが主演男優賞にノミネート。第98回アカデミー賞における撮影賞・作曲賞のショートリスト(最終候補作リスト)に選出されている。
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