映像では、薮下、律子、それぞれの供述をもとにした家庭訪問の様子を見比べることができる。律子の目に映る薮下の振る舞いは横柄で傲慢。突然机をたたいて律子を困惑させる。
一方、薮下目線の映像には、雨に濡れた彼を無表情で迎え入れる律子の姿が。じっと薮下を見つめるほか、冷蔵庫を強く閉める彼女の様子も収められた。さらに能面のような表情で「アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ(ABCDの発音)」と言い出した律子に合わせ、薮下が「アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ」と続けるシーンも確認できる。
綾野は「『アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ』って言い始めたとき、凍るんですよこのシーン。全体の空気が一瞬で凍るんです」と回想。また「テストのときにとてつもない緊張と高揚が連鎖した。柴咲さんから出ている律子さんのムードを受け取れたので、あの薮下が生まれてきました」と述べ、「すごく自由にやらせてもらった」「2人の世界に入っている」と語った。三池は同シーンの撮影後、ヒリヒリするような演技を見せた綾野と柴咲を「2人とも狂ってる」とたたえたという。
「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」は、6月27日より全国ロードショー。
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綾野剛VS柴咲コウ、供述が食い違う「でっちあげ」新映像 三池崇史「狂ってる」(コメントあり) https://t.co/EAJN0EpwYV