映画「
福田ますみのルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」を原作とする本作では、児童への体罰で告発された小学校教諭・薮下誠一が、法廷で「すべて事実無根の“でっちあげ”」と完全否認することから物語が展開する。薮下を演じた綾野は「渾身の作品が誕生しました。体験したことのないような時間を皆さんに提供できると思います」と自信を見せ、三池は「上映が始まったら皆さんを地獄に突き落とします」と切り出して笑いを誘いつつ、「誰が善で悪か、という物語ではないので、登場人物1人ひとりに共感してもらえると思います。律子だけはすっげえ怖いんで、共感率が低いかもしれませんが(笑)」とアピールした。
体罰を受けたとされる児童の母・律子役の柴咲は、「演じているときはあまり役柄を評価したくなくて、与えられたもの、監督の求めているもの、自分から出てくるパッションを大切にしていたのですが、できあがった作品を観て、やっぱり私はこの律子というキャラクターを愛しているし、どのように捉えていただけるか楽しみだなと思っています」と述べる。薮下を追う記者・鳴海に扮した亀梨は「どの目線でストーリーを追いかけるかでそれぞれの感想を持たれると思う。人間って誰しも1つの側面だけじゃないなと」と映画の感想を口にした。
撮影中に印象的だったことを問われた大倉は、律子の夫・氷室拓馬を演じた迫田について「異様に日に焼けていましたね」と回答。迫田は「現場に入ったとき、僕より黒い光石さんがいらっしゃったので、監督から『もうちょっと黒くなってくれ』と言われました」と明かし、亀梨は「ゴルフ焼けの設定で、会うたびに黒くなってた」、柴咲は「色味だけじゃなくて艶感もすごかったです」と回想する。光石は「久しぶりに綾野さんと役で対峙する経験をして、やっぱりさすがだなと思いました」と、綾野の集中力をたたえていた。
律子の息子・氷室拓翔を演じた三浦は、綾野について「撮影初日に『よろしくー』とギューしてくれたので、緊張がほぐれました。でも、演技の迫力がすごくて本当にびっくりしちゃったシーンもあるので、皆さんに見つけてもらえたら」と伝える。続けて「柴咲さんも演技の迫力がすごくて、こんなお母さんだったら怖いしどうしようと思いました。でもオフのときは心配してくれたり、いつも気にかけてくれていたのでうれしかったです」と現場での様子を振り返った。
ポスタービジュアルの「なぜ、それを信じますか?」というコピーにちなみ、イベントでは「自分が信じているものは?」というトークテーマが設けられた。綾野は「“現場”ですね。現場でどう生きたか、どれだけ準備してきたかが作品に内包される。僕にとってかけがえのない場所です」とコメント。「寝ているときに見る夢」と答えた柴咲は「夢から学んでお芝居に役立ったこともあるし、曲ができたこともある」と打ち明ける。亀梨は「湯船に浸かることで絶対に疲れが取れる」、大倉は「各地の銘菓はおいしい」、迫田は「困難やハードルは自分を成長させてくれる」、光石は「“九州”と書かれているものは全部おいしい」、三浦は「寝れば身長が伸びる」、木村は「ファンの皆さん」、北村は「銘菓と九州の食べ物とファンの皆さん」、小林は「麻布十番にあるスーパーのメンチカツ」とそれぞれ語った。
最後に綾野は「とにかく画面の中に自分たちの思いを込めたので、ぜひ受け取っていただければ幸いです。楽しんでください!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」は6月27日より全国でロードショー。
アイアムTANK!('ω'乂 (SCREAMING ❄JAGABUTTER!) @Tsukarin_kawaii
一昨日ひーちゃんが言ってた森ハヤシさん脚本の映画『でっちあげ』がこちらになります(^^ https://t.co/kd3j62hO0B