育児ノイローゼに望まぬ妊娠…再会した女性2人が手を取り合う「はらむひとびと」予告

相馬有紀実と瀬戸かほがダブル主演を務めた映画「はらむひとびと」の公開日が7月11日に決定。東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次上映される。あわせてポスタービジュアル、予告映像、主題歌情報が解禁された。

相馬が企画・プロデュースも担った本作は、3歳の息子・ゆうりを育てる専業主婦の乾亜湖と、有名コピーライターの夫との間に望まぬ妊娠をした広告会社の社員・真山郁美の姿を描くヒューマンサスペンス。育児より仕事優先の夫や昔堅気な姑によって育児ノイローゼに陥っていた亜湖は、同級生だった郁美と再会し、互いの境遇に共感したことから協力関係になる。亜湖は回復の兆しを見せ、郁美も母になる覚悟を抱き始めるが、そんな矢先にゆうりの置き去り事件が起きる。

相馬が亜湖、瀬戸かほが郁美を演じ、浅香航大、前原瑞樹、磯西真喜、野田瑛仁、石本径代、中野周平（蛙亭）、山口森広、中野健治、藤田仁平、倉田奈純、野島健矢、山本いちか、五辻真吾、深月信之介、百里香、岩村航輝、永口紗也香もキャストに名を連ねた。脚本・監督は中嶋駿介が務めている。

このたびYouTubeで解禁された映像には、亜湖が泣くゆうりの手をつかみながら「お願いだから寝て！」と叫んだあと我に返り「ごめんなさい」と口にする様子、仕事中に吐き気を催す郁美の姿、ゆうりが車内に置き去りにされていることに気付いた亜湖が慌てて走り出すシーンが映し出される。

主題歌はグソクムズが書き下ろした「hand」に決定。予告映像の後半で聴くことができる。ベースの堀部祐介は「本当の痛みは、その当事者にしか分からない。だけど、想像することは出来る。想像して抱きしめることは出来る。想像して共に立ち上がることは出来る。そんなことを思いながらこの曲を書きました」とコメントした。

映画「はらむひとびと」予告

グソクムズ・堀部祐介 コメント

本当の痛みは、その当事者にしか分からない。
だけど、想像することは出来る。
想像して抱きしめることは出来る。
想像して共に立ち上がることは出来る。
そんなことを思いながらこの曲を書きました。
この作品が、誰かの抱える痛みについて考えるきっかけになればいいと思います。
そして、痛みを抱える誰かをそっとあたためられる作品になればいいと思います。