1870年代のフランスに実在した“ひげのマダム”に着想を得た映画「
2023年に開催された第76回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、クィア・パルム賞にノミネートされた本作。生まれたときから多毛症に悩まされるロザリーが、コンプレックスを抱えながらも愛を信じて生きる姿が描かれる。
「私がやりました」の
カフェ経営の借金を返すため持参金目当てにロザリーを花嫁に迎えるアベル。花嫁行列を切り取った映像には、全身を剃り自分の体毛を隠したロザリーが緊張しながら歩く様子や、新妻を歓迎するそぶりもなく警戒心を抱く村人たちの姿が映し出された。
ロザリーは結婚後、マダムとしてアベルのカフェを手伝うことに。そして「ひげを伸ばした姿を見せることで、客が集まるかもしれない」とひらめき、夫の反対を押し切って、ひげを生やした姿で店に立つ。初めは嫌悪感を抱くアベルも、次第に彼女の純粋で真摯な姿に惹かれていくのだった。
「ロザリー」は5月2日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
映画「ロザリー」本編映像(ウェディング編)
ナディア・テレスキウィッツの映画作品
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“ひげのマダム”から着想「ロザリー」本編映像、多毛症に悩まされる女性が花嫁に
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