映画「
同作では、売れないパンクバンド“ザ・ゲスイドウズ”のボーカルであるハナコが、メンバーとともに曲作りのため田舎へ強制移住させられる様子が描かれる。夏子がハナコを演じ、バンドメンバーに今村、喜矢武、Rockoが扮した。今村は劇伴も制作し、ザ・ゲスイドウズの楽曲プロデュースは「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」の主題歌を手がけたKYONOが担っている。
劇中の衣装で登場したキャスト陣。主演を務めた夏子は「劇中のセリフ、歌詞の1つひとつに救われました。ハナコという役を通してすごく成長できたと思います」と語る。宇賀那は「夏子さんは普段ボーカルではないので、今回めちゃくちゃ重責があったと思う。この映画がたくさんの映画祭で『面白かった!』と言っていただけているのは、夏子さんのおかげだと思っています」と感謝を伝えた。
今村は「宇賀ちゃん(宇賀那)とは本当に長い付き合いで、20年前くらいから『バンドものを撮ろう』と話していた。リーダーのハナコを圧倒的に信じる、男女を超えた崇拝に近い気持ちをこの撮影の旅の中で知ることができた。人を信じる力を学ぶことができた」と思いを込める。喜矢武は「セリフがないぶん、楽しかった。ほぼ顔芸をしていた(笑)。トロントで上映されたとき、僕が登場するたびに現地の人が笑っていました」と回想した。
宇賀那のもとに下宿しながら撮影に挑んだRockoは「ラーメンを食べましたが、そのあと気持ちが悪くなって……」と苦い思い出を告白する。ザ・ゲスイドウズのマネージャー・高村を演じた遠藤は「厳しい人ではありますが、ザ・ゲスイドウズへの愛を感じさせるエッセンスを加えて演じました」と述懐。喜矢武が「一番NG出してましたよ!」と暴露すると、遠藤は「メンバーに『お前らクビだ!』と言うシーンはけっこうなセリフ量なんです。『宇賀那さん!』と思いながらやってましたね」と嘆いていた。
イベントは、喜矢武がアフロのウィッグを外して笑いを誘うなど最後まで盛り上がりを見せた。
「ザ・ゲスイドウズ」は全国で上映中。
おおとも ひさし @tekuriha
夏子「ザ・ゲスイドウズ」に救われる、喜矢武豊は本編でほぼ顔芸をしていた(公開記念舞台挨拶レポート / 写真16枚) -
"キャストの夏子、今村怜央(ALI)、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、Rocko Zevenbergen、遠藤雄弥、監督の宇賀那健一が登壇した。
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