Koki,主演「女神降臨」完成、渡邊圭祐は高校生役に「最高」　綱啓永は見た目がんばる

映画「女神降臨」の完成披露試写会が本日2月12日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストのKoki,、渡邊圭祐、綱啓永、菅井友香、鈴木えみ、津田健次郎、監督の星野和成が登壇した。

本作は冴えない容姿からいじめを受け不登校になった女子高校生・谷川麗奈が、メイクの力で誰もが振り向く“女神”に変身するラブコメディ。“すっぴんの秘密”を抱えながら転校先で人生を再スタートするも、学年1位の頭脳を持つクールな同級生・神田俊に秘密を見抜かれたことから物語が動き出す。2部作となり「Before 高校デビュー編」が3月20日、「After プロポーズ編」が5月1日より全国で公開される。

yaongyiによる韓国のWebtoonを原作にした本作。Koki,はオファーを振り返り「もともと原作が大好きで大ファン。まさか自分が麗奈を演じさせていただけるとは本当に思っていなくて、とても光栄に思いました。それと同時に、自分にこの役が務まるのか不安もありました。でもチャレンジしたいと思って」と明かす。菅井も原作ファンだったそうで「その世界に自分が参加できるなんて、“幸せ降臨”という気持ちで、とってもうれしくて感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

同級生で恋のライバルという関係性を演じたKoki,と菅井。現場で親交を深めたそうで、Koki,は「たくさんお話して。好きなものを交換したり……干し芋とかおやつを（笑）」と思い返す。菅井は「すっごくおいしい干し芋を教えてくださって。私も自分なりにおいしい干し芋をお返ししました。“干し芋コミュニケーション”で」と回想。渡邊はこのときの様子を「僕の目の前で“干し芋コミュニケーション”が行われたんですよ。急に仲間外れにされたのかな？と思って。2人だけで交換してて冷たい現場でしたよ（笑）」と冗談めかして語った。

現在31歳の渡邊は、高校生役のオファーに「いいんですか？ まだ高校生やらせてもらえるんですか？というのが素直な気持ちでした。正直迷った部分もあります」と述懐。撮影を終えた実感も「すごく楽しかった。文化祭とか最高！ ひたすら、あの頃を思い出してる感覚でした」と述べる。情熱的な歌手志望の同級生・五十嵐悠に扮した綱。“イケメン”という役どころで、「そういう役をやったことがなかったので撮影が超楽しみでした」と思い返し、役作りについては「皮膚科行ったり、クリニック行ったり、ジム行ってみたり。いろいろ見た目はがんばりました」と明かした。

鈴木は麗奈がメイクと出会うきっかけとなる重要人物のセレーナ役に。およそ20年ぶりの映画出演となり、「お芝居をずっとやっていなかったので、率直になぜ？という気持ちでいっぱいでした」とオファーをもらったときの心境をつづる。カリスマメイクアップアーティストという役柄が決め手になったそうで「普段はメイクに携わるお仕事も多いので、何かお役に立てることがあるならばと思ってお受けしました」と話した。

渡邊演じる俊は、学年一の頭脳を持つクールで謎多き“氷の王子”というキャラクター。そんな俊の父親で世界的に活躍する人気俳優の隆雄を演じたのが津田だ。津田は「氷の王子の父親ってことは氷の王様ってことですよね……？ 世界的なスターという役はプレッシャーに感じましたけど（笑）。キラキラな作品に参加できるのはすごくうれしいです」とコメント。親子を演じた2人はSNS上で似ているといった声もあり、渡邊は津田のモノマネを練習中だそう。「After プロポーズ編」のプロモーション時期に披露する思惑で、渡邊は「いつかどこかで」と期待をあおった。

最後に、Koki,は「素晴らしい監督をはじめ、共演者の皆様と大好きなチームで作り上げた大切な作品です。この映画は“なりたい自分をあきらめない”というテーマで、たくさんの笑顔と勇気と希望を皆さんに届けられると思います。ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。

※Koki,のoはマクロン付きが正式表記