映画「
MCの山本博(ロバート)から今の心境を尋ねられた三山は「皆様はどんなお気持ちなんでしょうか?」と観客へ語りかけ、「受け止めるものが多い作品だと思います」「素晴らしいヒューマンストーリーなので、いろんな感情を受け取っていただけたらうれしいです」とコメント。久保も「本当にいろんな登場人物がいるので、刺さるものがあればいいなと思います」と思います。ファン・チャンソンは「こういった会場で舞台挨拶をするのは初めてです」「めっちゃ気持ちいいです!」と映画館以外での舞台挨拶は初めてだと喜んだ。
特に共演シーンが多かったという三山、久保、ファン・チャンソン。三山は「僕はお二人それぞれと仲良くさせていただいていましたが、3人で集まることは後半まであまりなかったんです。久保ちゃんは『私はあまり心を開かないタイプなんです』と言っていましたが、いろいろと話をしてくれてありがたかったです。チャンソンとは初日から『ワッツアップ!』というノリ。ただ、2人がいる楽屋にあとから入ったら(あまりに静かで)誰もいない?と思わされたことがあって(笑)」とエピソードを披露して会場に笑いを起こす。久保が「でもお二人がオープンマインドすぎて心を開かざるを得ませんでした」とほほえむと、ファン・チャンソンは「凌輝が(楽屋に)来たら久保さんの口数がいきなり多くなって。僕と2人だとしゃべらなかったのに!」と冗談混じりに暴露。それを聞いた久保は「そんなことないですよ!」と笑って否定しながら「三山さんのおかげでチャンソンさんともお話しできるようになりました」と感謝を伝えた。
話を振られた内田は「チャンソンの問題は日本語がうますぎること(笑)」とジョークを飛ばしつつ、「凌輝は現場を盛り上げてくれるし、パワーが半端ない。アメ車みたいな人。最近こういうタイプがいないので、日本に必要な俳優」と語る。それに対して山本が「久保さんは(静かで)電気自動車みたいな」と差し込み笑いを起こす一幕も。そして内田は「(3人は)ミュージシャンであることのよさが出ていて楽しかったです」と振り返る。
演技への質問も飛び、三山が「自分自身も悩みがあって、低空飛行というタイミングに役と出会えたことはよかったと思います。自分と良城を重ね合わせて理解できる瞬間があった」と回答。内田は「(三山は)思考回路が70歳のベテラン俳優のよう。ちゃんと役を詰めていたし、準備をすごくされていて、現場で任せられるなと思いました」と話す。久保は「(恋人の)熱を感じられないというのは難しいことですよね。でも2人には信頼や絆があったからこそ長いこと一緒にいられたんだと思い、現場では(三山と)心の距離を詰めようとたくさんコミュニケーションを取らせていただきました」と説明し、3度目となる内田組については「内田さんは言葉で丁寧に伝えてくださる方。自分で咀嚼できていなかった部分が、いただいた言葉1つで変わっていく経験を何度もしました。今回は一緒にいる時間が今まで一番長くて緊張しましたが、アイドルをしながら俳優業もやらせていただいていることへの思いを打ち明けたことがあります。内田さんからは宝物のような言葉をいただきました」と明かした。
ファン・チャンソンは「ジェホンは恋愛として相手を愛する感情を持てない人。同じような時期が僕にもあったか考えたときに、(アイドルとしてデビューする前の)練習生の頃はそうだったなと。そういう部分で役と僕の共通点を作り、理解しようとしました」と述べる。強迫性障害を持つ村山千春を演じた穂志は「事前に監督とお話しをして『人によって症状もさまざまだから、強迫性障害だからこうだというふうにはしないほうがいい』と。なので私は千春に出ている症状に合わせて、普段からビニール手袋を付けて生活して、除菌グッズも持ち歩きました」「いつ誰がなってもおかしくはない。特別な病気の話ではなく、自分や周りにいる人の話だと思ってくれたらうれしいです」と言い、永田は「私はつっきー(月菜)の親友役で出ました。どちらかというとはっちゃけていて、楽しそうに彼女を引っ張るキャラクター。2人で居酒屋で座っているシーンでは、監督から『スナックのママのようなイメージでしゃべってほしい』と伝えられました」と回想する。
北島と竹下は、それぞれ高校時代の良城役と月菜役で出演。北島が「僕はこの映画が初の映像作品だったので、すべてが初めての体験。竹下さんと演技するシーンしかありませんでしたが、三山さんは待機の時間も優しく話しかけてくださって。監督やスタッフの方も優しくて、楽しく演技できたかと思います」とうれしそうに話すと、竹下も「撮影の前に三山さんと久保さんの演技を見せていただきました。撮影を待っている時間に久保さんと三山さんが優しく話してくださって、緊張がほぐれて安心して撮影に臨めました」と振り返った。
終盤は「誰よりもつよく抱きしめたい人や物は?」というテーマでトーク。まず三山が「チャンソンです」と回答し、2人はキツくハグをする。久保は餃子、穂志と竹下は猫、永田は布団と睡眠、北島はヘッドフォン、内田は本作に出演した子役について述懐。そしてトリを任されたチャンソンは「凌輝ー!」と声を挙げ、2人は再び熱い抱擁を交わした。なお本イベントでは久保による絵本の朗読に加え、BE:FIRSTがスペシャルゲストとして登壇して主題歌「誰よりも」を初披露した。
「誰よりもつよく抱きしめて」は2月7日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
SARU @saruKmovie
脚本、韓国人だし、観に行かなくては。
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