ドキュメンタリー映画「タゴール・ソングス」で知られる
佐々木はインド・コルカタの国立映画学校であるSatyajit Ray Film and Television Insituteの監督脚本コースに、唯一の日本人学生として在籍している。「ブーゲンビリアの夢」は戦争をテーマとした日印共同製作の作品だ。描かれるのは、徴兵により離ればなれになった新婚夫婦の千代子と実。戦地と日本、手紙によってのみつながれていた2人は、ある日不思議なブーゲンビリアの夢を見る。
戦後80年という節目にあたって作られる「ブーゲンビリアの夢」。インドと日本のつながりのある物語を書けないかと佐々木がリサーチをしていた2024年夏、稲垣麻由美による「戦地で生きる支えとなった115通の恋文」と出合ったことが大きなきっかけとなったという。また従軍経験者だった自身の祖父の手帳を見つけ、おそらく彼はインパールの激戦地の手前まで進駐していたのではないかと考えるように。書籍・祖父の話・佐々木自身のインドでの経験を掛け合わせた物語を紡ぎたいという思いから「ブーゲンビリアの夢」の脚本が出来上がった。なお撮影はインドで行われる予定だ。
佐々木は「インドで日本の戦争映画を作ることは大変無謀に思えますが、現実と夢、リアリズムとシュールリアリズムを行き来する作品であれば、可能なのではないかというちょっとした希望もあります。『ブーゲンビリアの夢』が何を指すのかは、作品を見てからのお楽しみということで。私たちがどこまでこの作品をやり切ることができるか、どうか一緒に制作するチームの一員になって見守ってください!」とコメントしている。
映画ナタリー @eiga_natalie
「タゴール・ソングス」佐々木美佳の新たな短編製作決定、クラウドファンディング実施中
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