映画「
本作は、大学時代に出会い、お互い一目惚れして結婚したリクとミナミを描いたラブストーリー。リクは夢を叶えてベストセラー作家になるが、ミナミと大喧嘩した翌朝、自身が文芸誌の編集部員になっており、自分とは知り合っていない“前園ミナミ”が天才シンガーソングライターとして活躍していることに気付く。中島がリク、miletがミナミを演じ、桐谷がリクの大学時代からの親友・梶原、風吹がミナミの祖母・前園和江に扮した。
念願叶って三木組に参加を果たしたという中島は「監督にナチュラルな自分を引き出していただきたいと思っていました」とそのわけを語る。三木が「健人くんのパブリックイメージはパーフェクトアイドル。でも弱かったり、素の中島健人はこんなにキュートなんだ!って部分をたっぷり撮れました」と自信を見せると、中島は「素の部分、赤裸々な部分を切り取られているので、正直観られるのが恥ずかしい」とはにかみ、「すっぴんを観られているみたいで。でも人間ってこうだよなって。映画の2時間の中で人間として成長できました」と伝えた。
映画初出演となったmiletは、クランクインの1年ほど前から演技のレッスンを始めたそうで「私のもしもの世界ってこっちかなって。新しい人生をミナミを通して見つけることができました」と述べ、自身が書き下ろした主題歌に話が及ぶと「ミナミとして曲を作りたいと思って一緒に作った曲。ミナミが感情の波や言葉を引き出してくれました。1人だと作れなかったと思います」と思い入れたっぷりに口にした。
そんな2人について風吹は「ミナミとリクがかわいくて、おばあちゃんは幸せでした」と言葉に力を込め、「中島さんは、初めてご挨拶するときに、駆け寄ってきてくださって。その姿に感動したんです」とにこにこ話す。続けて「miletさんの演技は素晴らしくて! 演技の勉強は必要なかったんじゃないかと思います」とたたえた。
撮影を振り返り「行き詰まったシーンがあった」と吐露する中島。「レストランのシーンで三木監督の求める表情ができなくて、悩んでいたんです。そしたらmiletさんから本番直前に『リク、私たちは愛し合ってたんだよ』と声を掛けられて、『よーい、スタート』って始まったら俺、号泣しちゃって」と回想する。miletも「すごい涙を流していて、観たら絶対につられると思います」と力説した。
イベント中盤には、「知らない○○」タレコミ合戦というコーナーが用意された。“アドリブでチュー”と垂れ込んだ桐谷は、中島と「ラーゲリより愛を込めて」でも共演している仲。「健人とはもともとプライベートでもすごく仲がいいんです」と明かしつつ、「映画の中に、梶原がリクにすごくいい案を出して、リクがすごく喜ぶというシーンがあるんですが、リハでいきなりチューされて。大胆な子だな!と思いました」と笑う。中島は「関係値があったからこそできたこと。最上級の喜びはチューしかないかもと思って、監督に『チューしていいですか?』って聞きました(笑)」と思い返した。
「走るのが早くて追いつけない」と垂れ込んだ中島は「実は映画の中にアクション大作みたいなシーンがあって、全力疾走するんですけど、miletさんが思っていた1000倍速い! milet=走らないと思っていたのに、俺にせってくるから強い!と思いました」と回想する。
最後に三木は「愛おしい2人を楽しんでほしいです」と、miletは「大切な人がそばにいるってかけがえのないことだなと思いました。もしもの世界に飛び込んだらどうするのか? どんなふうに人を大切にするのか? 考えながら観ていただきたいです」とアピール。中島は「映画人生、10本目の作品。三木監督とご一緒するという夢を叶えることができてうれしいです。普段気付くことのできない大切な何かに気付ける愛情あふれた作品です。ぜひ愛してください!」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「知らないカノジョ」は、2月28日より全国でロードショー。
Vaseem Akram @vaseemkhan1996
@eiga_natalie とても美しいですね