「
本作は、
公開初日を迎え、
「孤高のグルメ」の助監督である中川を演じた磯村は「カチンコを家に持って帰って練習しました。遠藤さんもいる中でのカチンコは緊張して震えました」、オダギリは「遠藤さんとの共演はとっても充実した濃厚な時間を過ごせました」と振り返る。松重は「今回の監督補である、AD時代からずっとこの番組を支えてくれているヤジくん(北畑龍一)が中川のモデル。彼らが選んだ店が番組で取り上げられるとき、何が一番うれしいかって、『おいしかったよ!』という一言なんです。善福寺さんにもその言葉を言ってもらうことがこれまで(積み上げてきたこと)の証にもなるし、そのあたり(の番組作りへの姿勢)は投影させてもらいました」と語った。
五郎の友人である滝山役で、これまでドラマシリーズにも登場してきた村田は「初日からこんなにお客さんが来る映画の舞台挨拶にいられるというだけで、もう死んでもいい!」と出演への喜びを表現する。その一方で、「これまでに何を食べたかというと、パンケーキと、残っていたデザートと、アイス。『孤独の“グルメ”』なのに甘いものしか食べてないんです」というぼやきも。松重が「ラーメン屋のシーンは伊丹十三監督の『たんぽぽ』をオマージュしている。伊丹作品の匂いを漂わせる人として、村田さんしかいない!と(思いキャスティングした)」と伝えると、村田は「それを感じていただけたのなら、監督の腕ですね」と感謝していた。
イベント後半、公開を祝うために来日した
入国審査官と五郎のシーンについて、内田は「完成した映画を観て、本当にあの“間”が(面白かった)。あれはアドリブなんですか?」と疑問をぶつける。松重は「韓国海苔の説明とかも自由演技です。台本に書いていることをやるというより、シチュエーションコメディのエチュードですよね。お芝居って言葉じゃないんだな、気持ちで通じ合えるんだなと改めて確認しました」と回答。磯村は「日本と韓国を代表する先輩の役者さんのエチュードをぜいたくに堪能できたなと。ワンカットを耐えるという難しいスキルを、学ばせていただいたというと恐縮ですが、すごく素敵なシーンでした」とコメントした。
最後に松重は「今回、大それたことをやっているなという自覚はあります。ここまでやってきたスタッフや、あとに続くキャスト・スタッフにとっても、一俳優がちょっと動きを付けたことで何かの起爆剤になればと思いました。とにかく、面白かったらぜひ周りの方を誘ってまた劇場に来ていただけたら!」と声を張り、イベントの幕を引いた。
「劇映画 孤独のグルメ」は全国で公開中。
shun21 @shun_2112
映画ナタリーにネタバレが来たので書きますがシークレット出演はまさかの「孤独のグルメ」の映画に「孤高のグルメ」の主演俳優としての出演した遠藤憲一さんでしたw
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