「
打海文三の同名小説をもとにした同作は、重度の障害を抱える子供を通した親子の絆の物語。過去に大きな傷を負った大人たちが、今を必死に生きる“たったひとつの小さな命”と出会い、人生の活路を見出す様子が描かれる。ティザービジュアルには、屈曲した子供の手と、それにそっと触れようと差し出された大人の手が切り取られた。
西島が演じたのは、家族との不和を抱えながら生きる男・佐竹。満島は娘に捨てられた聡子、黒木は産んだ子を愛せなかった民恵、宮藤は子を生きる糧にした明野、柴咲は子にすべてを捧げた由紀、佐藤は他者に関心を持てなかった米本に扮する。ほかのキャストの役どころは現時点では明かされていない。
20年ほど前に原作小説を読んだ中島は「見る人の気持ちを動かす映画ができるのでは」との思いを抱き続けていたそう。脚本を書き始めた当初はなかなか賛同者を得られなかったが、構想15年を経て映画を完成させた。彼は「望まれなかった命が誕生し誰かの救いになって、この世界に生まれてきた価値があると証明する。そのことと正面から向き合った映画だと思います」とつづった。
「時には懺悔を」は全国でロードショー。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
※山崎七海の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
中島哲也 コメント
「この子は生まれてこないほうが幸せでした」。劇中のセリフですが、そう言われた子どもがそれでも生まれ、多くの人々の心を動かし、その人の人生に影響を与える。望まれなかった命が誕生し誰かの救いになって、この世界に生まれてきた価値があると証明する。そのことと正面から向き合った映画だと思います。
過剰に人を攻撃してしまったり、心に傷を負ったまま立ち上がれなかったり、あるいは自ら壁を作りその中に閉じこもっている…そんな欠点だらけの大人達が、重い障がいを持ち生まれてきた幼い命に出会い、どう変わっていくのか。
原作小説を読んでから約20年。ずっと映画化を切望しましたが難しいと言われ続け、中止になってもおかしくない事態に何度もぶつかりながら、障がい児関連の人々など多くの人の協力と努力に支えられ、やっと完成しました。この20年間に世の中の価値観が少しずつ変わり、こういう映画が人々に受け入れられる土壌がようやく整ったことを強く実感しますし、嬉しい限りです。
主人公である佐竹同様、極度のヘソ曲がりの私ですが、この映画にはかつてなく自分の気持ちが素直に出ている気がします。伝えようとしていることの大切さや重さを考えれば気取った演出などしている場合じゃなかった。そこに監督としてのエゴを入れる余地は全くありませんでしたし、スタッフ・キャストを含め全員で作ったという実感を強く抱いています。
だからこそ、観てくれた人がこの映画をどう感じどう受け止めてくれるか、ものすごく楽しみです。どうか是非、劇場に足をお運び下さい。
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じゃあまた出演者を自殺未遂に追い込んだ話蒸し返すね!
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「私はバストトップ公開で自殺未遂に追い込まれた」
過去、映画界巨匠・中島哲也が監督を務めた映画で出演女優が性加害を受けたと告発
経緯は以下
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