2014年の映画「渇き。」に出演した元俳優の女性との撮影現場におけるトラブルが、2022年5月の週刊文春で報じられていた中島。女性本人も明確な取り決めのないままバストトップを露出した撮影が行われ、該当部分をカットする約束をほごにされたとして、映画制作における被害を訴えていた。
今年「時には懺悔を」の公開が発表されると、批判の声が高まり、中島は1月21日時点でコメントを発表。週刊誌の報道および女性の声明に対する認識をつづり、告発した女性に対して謝罪した。この時点で製作委員会も「当該報道で指摘されている事案を慎重に確認し、製作を決定しておりますが、当該事実関係や本作品の内容等も踏まえ、十分に協議し、各取り組みを実施しております」と声明を出していた。
その後、東京都内での最速試写会や第49回香港国際映画祭での上映が行われた「時には懺悔を」。このたび製作委員会は「ご意見を真摯に受け止めた結果、製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後も決して同様のことが起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査、検証すべきであるという思いに達しました」と説明し、「『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解、納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには充分な時間が必要と判断し、当初予定した公開時期を2026年に延期する事を決定致しました」と報告した。
現在、当時の関係者へのヒアリングを中心に調査を進めている製作委員会は「それが『時には懺悔を』という映画にとって最良の選択であると信じておりますし こうした努力が我々映画製作者の今後にとって良き教訓になる事を願います。公開を心待ちにしておられた方々には誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願い致します」とつづっている。
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中島哲也の新作「時には懺悔を」6月公開を延期
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