映画「
同作では、日本の出版社に招聘された作家シドニが寡黙な編集者・溝口健三とともに旅をする中で、亡くなった夫アントワーヌの幽霊と出会う様子がつづられる。ユペールがシドニ、
同作は京都、奈良、香川・直島、神戸など日本各地を巡りながらロードムービーのように撮影された。ユペールは「奇跡のような撮影期間でした。奈良では観光客が一人もいない中、すぐ近くで鹿と戯れることができて、すごく印象に残っています。それもコロナ渦の影響だったんですけれども。直島もうわさには聞いていて、フェリーで海を渡っていくという体験も素晴らしかったですし、着いたら美術館があって、撮影を通してその場所を見学できたことがとてもいい体験になりました」と日本で過ごした日々を懐かしむ。
劇中には、監督の
最後にユペールは「私たちがイメージする日本は、この映画で描かれているような優美な日本なんです。だからそれを感じてほしい」「日本という国は私たちにとって、とても遠い国でありつつ、同時に近しい存在でもあります。シドニという人物は、遠い国で自分をもう一度再発見する旅に出ました。そういう物語ですので、繊細な風景の中でのシドニの心の旅路をぜひ、観てください」と日本のファンにメッセージを送った。
「不思議の国のシドニ」は12月13日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。
映画「不思議の国のシドニ」予告編
イザベル・ユペールの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
「不思議の国のシドニ」イザベル・ユペール、京都・奈良など日本での撮影は「奇跡のよう」(コメントあり)
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