「不思議の国のシドニ」イザベル・ユペール、京都・奈良など日本での撮影は「奇跡のよう」

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映画「不思議の国のシドニ」で主演を務めたイザベル・ユペールより、コメントが到着した。

「不思議の国のシドニ」で主演を務めたイザベル・ユペール (c)masahiro miki

「不思議の国のシドニ」で主演を務めたイザベル・ユペール (c)masahiro miki

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「不思議の国のシドニ」ビジュアル

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同作では、日本の出版社に招聘された作家シドニが寡黙な編集者・溝口健三とともに旅をする中で、亡くなった夫アントワーヌの幽霊と出会う様子がつづられる。ユペールがシドニ、伊原剛志が溝口、アウグスト・ディールがアントワーヌを演じた。

「不思議の国のシドニ」場面写真

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「不思議の国のシドニ」場面写真

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同作は京都、奈良、香川・直島、神戸など日本各地を巡りながらロードムービーのように撮影された。ユペールは「奇跡のような撮影期間でした。奈良では観光客が一人もいない中、すぐ近くで鹿と戯れることができて、すごく印象に残っています。それもコロナ渦の影響だったんですけれども。直島もうわさには聞いていて、フェリーで海を渡っていくという体験も素晴らしかったですし、着いたら美術館があって、撮影を通してその場所を見学できたことがとてもいい体験になりました」と日本で過ごした日々を懐かしむ。

「不思議の国のシドニ」場面写真

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劇中には、監督のエリーズ・ジラールが来日した際の体験も多く投影されているが、演じるにあたってジラールとキャラクターについて話し合うことはなかったそう。ユペールは「俳優として私を信頼してくれて、私に委ねてくれたんです。シーンの意図はミステリアスなままでいいんです。私から聞いたこともありませんでした」と振り返った。

最後にユペールは「私たちがイメージする日本は、この映画で描かれているような優美な日本なんです。だからそれを感じてほしい」「日本という国は私たちにとって、とても遠い国でありつつ、同時に近しい存在でもあります。シドニという人物は、遠い国で自分をもう一度再発見する旅に出ました。そういう物語ですので、繊細な風景の中でのシドニの心の旅路をぜひ、観てください」と日本のファンにメッセージを送った。

「不思議の国のシドニ」は12月13日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。

映画作品情報

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(c)2023 10:15! PRODUCTIONS / LUPA FILM / BOX PRODUCTIONS / FILM-IN-EVOLUTION / FOURIER FILMS / MIKINO / LES FILMS DU CAMÉLIA

映画「不思議の国のシドニ」予告編

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