「映画 THE3名様Ω」覆面男の正体は櫻井翔！佐藤隆太が参加に感謝

「映画 THE3名様Ω～これってフツーに事件じゃね？！～」の初日舞台挨拶が本日8月30日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史、小林大介、桃月なしこ、安藤玉恵、監督を務めた森谷雄が出席。岡田は台風の影響で急遽リモートでの参加となった。

石原まこちんのマンガを原作とする同シリーズは、フリーター3人組が深夜のファミレスでたわいのない会話を繰り広げる脱力系コメディ。2005年に始まったドラマから佐藤がジャンボ、岡田がまっつん、塚本がミッキーを演じている。第2弾となる劇場版では、彼らが夜空に突然走った閃光を目撃してから、憩いの場であるファミレスに招かれざる客が現れるさまを描く。

佐藤は「台風の影響が大変な状況の中、こんなにも大勢の方に集まっていただいてうれしいです。僕ら自身もこの日を迎えることを楽しみにしていました。観客の皆さんも僕らが楽しんで作ったところでヴィヴィッドに反応して笑っていただき、映画館で笑える作品を作れたことがうれしいです。長いこと応援してくださる皆さんの力があってここまでたどり着けた作品です」と満員の会場に向けて感謝した。岡田も「今日から映画が公開されて覆面のスペシャルゲストの謎も解けるので、皆さんにもこれからどんどん広げていただき、一緒に『THE3名様』を盛り上げてもらえたらうれしいです」と述べる。

そんな岡田が映るタブレットを持って登場した安藤は、台風の影響で予定されていた仕事がなくなり、プライベートで本作を鑑賞しに来たことからサプライズ登壇。安藤は詰めかけた観客に感謝を述べたあと、予約した上映時間が迫っていたことから、会場をあとにした。塚本は「サンサンという台風が来ている日に『THE3名様』が初日を迎えるという……」と“3”つながりの偶然に驚きながら「ここにいる全員で楽しみましょう！ サンキュー、ファミー！」と呼びかける。ウェイター役の小林は「今回は店員も重要な役回りなので、まさにみんなで作り上げた『THE3名様』という気がします」としみじみ話し、ウェイトレス役の桃月は「前作に続いて今回も参加できてうれしい」と喜んだ。

この日、ポスターや予告編にも登場していた覆面男を演じる人物が明らかに。その正体は、「THE3名様」スタート当時からファンを公言してきた櫻井翔。ビデオレターを寄せた櫻井は「このような形でサプライズゲストとして出演する機会をいただいたときは、自分にとっても信じられないような大きなうれしいサプライズでした。しかも撮影当日が僕の42歳の誕生日で皆さんにお祝いいただき、たくさんのうれしいが詰まった現場でした」と振り返る。さらに「お芝居という形で皆さんとご一緒できたのが一番のプレゼントで、幸せな1日になりました。これからも一ファンとしてこの先々の『THE3名様』の皆さんのご活躍や作品の大きな反響を期待しています。……今後とも、櫻井翔をどうぞよろしくお願いします！」と語った。

これに佐藤は「最終的にはチャクライ（櫻井）の売り込みかよ！」とツッコみつつも、「本当にありがたい。撮影当日も主演する連続ドラマの最中の忙しい中で、しかも誕生日という特別な日に1日だけスケジュールをもらってブワーと撮った」と感謝。続けて「1日しか撮れないのでチャクライが映るカットを優先的に撮り終えた森谷さんが、まだ俺たちのカットが残ってるのにもかかわらず、もう作品を撮り終えたみたいな顔をしていた」と不満を述べると、森谷は「必死に撮っていたので、撮り終わった瞬間にクランクアップした感覚になった」とぶっちゃけていた。

最後に佐藤は「作品がスタートして来年で20周年を迎えます。同じメンバーでもの作りができるのは自分にとって大きなことで大事な宝物です。続けられている要因は応援してくれる皆さんがいてくれるからこそ。皆さんの情熱はほかの作品に負けないくらい、一番くらいに伝わっているので、これからも満足してもらえるような『THE3名様』を作り続けていきたいです」と力強く宣言し、舞台挨拶を締めくくった。

「映画 THE3名様Ω～これってフツーに事件じゃね？！～」予告編