「SUPER HAPPY FOREVER」ヴェネツィアで披露、五十嵐耕平と宮田佳典がQ&A登壇

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イタリア現地時間8月28日、第81回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニスデイズ部門で「SUPER HAPPY FOREVER」がオープニング作品として上映され、ワールドプレミアを迎えた。

左から五十嵐耕平、宮田佳典。

左から五十嵐耕平、宮田佳典。

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「SUPER HAPPY FOREVER」メインビジュアル

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「息を殺して」「泳ぎすぎた夜」の五十嵐耕平が監督を務めた本作は、あるリゾート地を5年ぶりに訪れた幼なじみの佐野と宮田が、佐野の亡き妻・凪と出会った思い出の場所を巡りながら、かつて失くした赤い帽子を探すひと夏の物語。600席近くある上映会場のチケットはすぐに売り切れとなり、エンドロールが始まると、客席にいた五十嵐やキャスト、スタッフにスタンディングオベーションが送られた。

「SUPER HAPPY FOREVER」上映時の様子。

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上映後のQ&Aには五十嵐と、宮田を演じた宮田佳典が登壇。2018年と2023年という2つの時間の描き方や構成に触れる質問が飛ぶと、五十嵐は世界で新型コロナウイルスが蔓延したことを挙げながら「失われたものがあるということ、すべてが変わってしまったことを強調」するために試行錯誤を重ねたことを振り返る。凪については「昔の映画を観たときに、スクリーンに映る誰もが今目の前で生きているような気がする、その機能を取り込みました」と述べ、「亡くなっている方がよみがえるような、ポジティブな可能性が映画にはあると考えています」と話した。

「SUPER HAPPY FOREVER」上映時の様子。

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宮田は「佐野弘樹くんと一緒に監督にお声掛けして始まった企画です。6年間監督とずっと話し合いをする中で、自分自身についてのことも反映されていきました。そういう意味でストーリーに貢献できた部分もあるのかなと」と回想。タイトルの由来について質問されると、五十嵐は「一番シンプルで、強いタイトル。そこから入って複雑なことについて考えたい、という思いからつけました」と答えた。

「SUPER HAPPY FOREVER」は9月27日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。

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(c)2024 NOBO/MLD Films/Incline/High Endz

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