誉田哲也の長編小説「Qros(キュロス)の女」が
本作の主人公は、桐谷演じる「週刊キンダイ」の敏腕記者で、あるトラウマを抱えている栗山孝治。彼は「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」と言いながら、あらゆる芸能人の“真実”を暴き部数を上げていく。ゴシップ記事により失脚する芸能人、そしてそれをあざ笑う大衆。栗山はそんな日常を冷めた目で眺めていた。しかし謎の女性“Qrosの女”との出会いをきっかけに、栗山は思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。脚本は「うちの弁護士は手がかかる」の服部隆が担当し、監督陣には
同局の連続ドラマ初主演となる桐谷は「この物語の主人公が、自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選び掴み取るのか、その道のりを楽しみにしています」とコメント。また誉田は「『厳しい真実』を突き付ける物語は必要ですが、たまには真逆の『優しい嘘』の物語があっても、いいんじゃない? そんな気持ちで、この作品を書きました。魅力的なキャストが揃いました。原作同様、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです」と期待を込めた。
「Qrosの女」は毎週月曜23時6分からテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送でオンエア。
ドラマプレミア23「Qrosの女」
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 2024年10月7日(月)スタート 毎週月曜 23:06~23:55
※全国どこからでもTVerでリアルタイム配信
※広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東公式サイト、TVer、Lemino)にて見逃し配信
桐谷健太 コメント
オファーを受けたときの感想
近頃、記者や出版社で働く役や、情報屋の役をすることが偶然か必然か、多かったので、今の世の中が抱える情報のあり方が、表現として大きなテーマになる時代なんだなと、勝手に感じています。
原作または台本を読んでみて
この物語の主人公が、自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選び掴み取るのか、その道のりを楽しみにしています。
撮影にあたっての意気込み
この人物を演じていく上で、自分の中でも何が変化していくのかが興味深いです。
視聴者へのメッセージ
今や情報は、衣食住、と並ぶほど我々の内側や外側に根づき、それぞれが持って生まれた「本当の自分」があった事を忘れる、ということさえ忘れるくらいに大きく、そして細部にまで入り込みました。ただそれは悲しい一面だけではなく、光が射し込むような素晴らしい面もあるということです。この物語の主人公が、飛び込んだ情報の大渦の中、もがきながらも何を選び、生きていくのか、そこを魅力的に表現出来ればと感じています。
誉田哲也 コメント
私はこの「Qrosの女」以外にも、マスコミや情報社会に関する小説を書いてきました。
それらの多くは「人間が心の奥底に持つ『知りたい』という欲求、その醜さといかにして向き合うべきか」というテーマを内包し、それに応える形でメッセージを発するものでした。でも正直、そういう物語は、キツい。人間の本性を晒すだけで、救いがない。だったら、と思って書いたのが、この「Qrosの女」です。
確かに「厳しい真実」を突き付ける物語は必要ですが、たまには真逆の「優しい嘘」の物語があっても、いいんじゃない? そんな気持ちで、この作品を書きました。魅力的なキャストが揃いました。原作同様、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです。
森田昇(チーフプロデューサー / テレビ東京 ドラマ室)コメント
今も昔から変わらず芸能人・政治家など著名な人々のスキャンダルが、世の人々の注目を集め話題になってきました。それらの記事がSNSの力によって更に拡散し情報は盛られ、一般の人々がその対象を叩くこともよく見られます。これらの現象は大変現代的であり、まさに今を表していると思われます。そんな今だからこそ、「Qrosの女」はやるべき作品であり、ドラマを通してこれらの現象の怖さや難しさを描ければと思います。
とはいえ、社会を告発する堅い側面ばかりでなく、原作小説のミステリアスなストーリーに、昨今のスキャンダルなどのネタを織り込ませながら最高のエンターテインメントを作りたいと思います。そして今回、桐谷さんをはじめ強力な役者さんが数多く参加してくれることになりました。様々な業界でうごめく癖のあるキャラクターがたくさん登場し楽しめます。
今だからこそ見たいと思わせる、まさに現代を斬るエンターテインメント作品です。
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岸田解 @kishida_sattle
10月7日㈪スタート、テレ東〈ドラマプレミア23〉。 https://t.co/YCGYudd2Fn