映画「春の香り」主題歌はシンガーソングライター山本雅也の書き下ろし楽曲「ハルカ」

悪性脳腫瘍と闘いながらマンガ家を目指し、18歳で死去した坂野春香氏がモデルの映画「春の香り」。同作の主題歌が、シンガーソングライターの山本雅也による書き下ろし楽曲「ハルカ」に決定した。

「春の香り」はマンガ家志望の女子高校生・ハルカの物語。彼女が自作のキャラクターと同じ名前を持った少年と恋に落ちる様子や、悪性脳腫瘍が再発し、右手にまひが残りながらも懸命にリハビリに励む姿が描かれる。美咲姫がハルカを演じ、櫻井淳子、篠崎彩奈、松田一輝、平松賢人（BOYS AND MEN）もキャストに名を連ねた。

日本骨髄バンク普及大使として、音楽活動によってドナー登録普及を発信している山本。彼は主題歌「ハルカ」について「『春香』さんの想い出が僕に曲を書かせてくれました」と言及し、「『ハルカ』を聴いて僕と同じように、『春香』さんから何かを感じて貰えたらとっても嬉しいです」とメッセージを送った。

丹野雅仁が監督した「春の香り」は2025年春に劇場公開予定。YouTubeではドキュメントの第3弾が公開中だ。

映画「春の香り」ドキュメント（エピソード3）

山本雅也 コメント

当初主題歌を制作するお話しを聞いたとき、いったい今の自分にどんなテーマで、どんな物語で楽曲を制作しようか本当に悩みました。軽々しく、すぐに引き受けることができなかったから。でも、映画の台本と原作「春の香り」を読ませて頂き、「春香」さんの想い出が僕に曲を書かせてくれました。今まで曲を「作ってきた」ことはあるけれど、「作らせて」もらったことは初めての経験でした。そしてなによりも、彼女の想いが僕自身の音楽活動に再び元気を与えてくれました。「ハルカ」を聴いて僕と同じように、「春香」さんから何かを感じて貰えたらとっても嬉しいです。