「Amourアムール」「言い訳」で知られる映画監督シタンダリンタの最新作「ケース・バイ・ケース」が、8月24日から9月1日にかけて大阪・淀屋橋のカフェ周で限定上映されるとわかった。シタンダがカフェを映画館さながらの空間に演出する「映画館“的”個展」が今年も行われ、その上映作品として封切られる。
本作は何もない裏山を心霊スポットに見立てて撮影した4人組の大学生YouTuberが体験する怪異を描いたホラー。動画を投稿した彼らは、ある日、その裏山が想像以上の“ヤバい心霊スポット”だったといううわさを聞く。やがて4人の日常に抗いようのない恐怖が襲いかかる。
出演は横山奏夢、酒井美和、本田沙穏、澤多亮佑、丹生尋子、秋山咲紀子、築地美音、末山紗大、菅原一眞、清水皓太郎ら。シタンダも本名である四反田凜太の名義で参加している。音楽はZenroが担当した。
本作が初のホラー作品となるシタンダは「ジャンルから決めて映画を撮ろうという話になり『だったら夏だしホラーやろうよ!!』という短絡的なところからホラー映画を制作する運びとなりました」と製作経緯を説明。そして「ド直球ではなくとも、自分の言いたいことを自分なりに噛み砕いて形を変えたりしながら散りばめながら作り上げた、おそらく唯一無二のホラー映画になってると思います」とコメントした。
「ケース・バイ・ケース」はティザー映像がYouTubeで公開中。鑑賞料金は大人1700円、学生1300円。
映画「ケース・バイ・ケース」ティザー映像
シタンダリンタ コメント
今年も映画館“的”個展を開催するにあたってイチから企画会議をしました。そこでジャンルから決めて映画を撮ろうという話になり「だったら夏だしホラーやろうよ!!」という短絡的なところからホラー映画を制作する運びとなりました。ずっと前から、嘘すぎるくらいあまりにも重なりすぎる偶然によってそれぞれは点なのに勝手に線に繋いでしまって右往左往している人たちの物語を書いて撮りたかったアイデアがホラーと相性抜群な気がして「ケース・バイ・ケース」という物語が出来上がりました。
結果的にちょっと最近の自分の作品に比べてかなりヘンテコな映画になりました(多分なる、というのもまだ作ってる)。近作のようにド直球ではなくとも、自分の言いたいことを自分なりに噛み砕いて形を変えたりしながら散りばめながら作り上げた、おそらく唯一無二のホラー映画になってると思います。どうか世の中のホラー映画ファンの方に怒られないことを祈るばかりです。どんな映画か説明しづらいので、是非8/24から開催のシタンダリンタ映画館“的”個展2024に足をお運び下さい!
Zenro @konstructal
音楽、担当しました◎ https://t.co/YHHz0iMHmb