10代の少年少女による結婚劇「Amour」限定上映、監督は19歳のシタンダリンタ

19歳の映画監督シタンダリンタの新作映画「【Amour】アムール」が、8月20日から27日にかけて大阪・淀屋橋のカフェ周で限定上映される。

小学3年生の頃から自主映画を撮り始め、中学3年時に書いた脚本がフジテレビヤングシナリオ大賞に入選した経歴を持つシタンダ。15歳のときに1台のスマートフォンで撮影・編集を行った長編「或いは。」は門真国際映画祭 2019で最優秀編集賞を受賞し、テレビ朝日のバラエティ「激レアさんを連れてきた。」で取り上げられるなど注目を集めた。

「【Amour】アムール」は、10代の少年少女による結婚、離婚、そして再婚を描いた恋愛活劇。18歳という若さで結婚を果たした少年少女と、少女が16歳のときに結婚し離婚した20歳の元夫、その元夫と婚約をしている17歳の再婚相手、さらには19歳の不倫相手など、ちょっぴりおませな若者たちの嘘と秘密、思惑と恋心が入り混じる新婚生活の物語となっている。シタンダは本名の四反田凜太の名義で、幼なじみの高木もえとともにダブル主演。音楽はmegumi otsuboが担当した。

シタンダはカフェ周での上映イベントをセルフプロデュースし、映画館さながらの空間を演出するという。自宅に友人を招いて映画を上映していた中学時代を振り返りながら「あの頃みたいに自宅ではないですが、自分たちで映画館“的”個展をすることにしました。おそらく皆様が思っているよりはもう少し映画館“っぽい”空間に仕上げられると思います。是非夏休みのひと時を、“当劇場”でお過ごしください」と語っている。

上映スケジュールは後日発表。鑑賞料金は大人1500円、学生1000円だ。

シタンダリンタ コメント

中学時代までは撮った映画を自宅を数週間映画館のようにして主に友達を招いて上映していました。自分は昔から本格的であったり“っぽさ”みたいなものに惹かれるところがあって、その自宅上映会もしっかり時間を決めて開場したり本編上映までの劇場マナーを流したりポップコーンとドリンクを提供したり、そういう中で撮った作品を見てもらうことに楽しさを感じていました。もう今はそういう自宅に呼んでみんなに見てもらう、みたいなことは出来なくなりましたが、今作「【Amour】アムール」を作るときに、もしかしたらあの時の空気感で上映するとおもしろく見える映画なのでは、と感じ、あの頃みたいに自宅ではないですが、自分たちで映画館“的”個展をすることにしました。おそらく皆様が思っているよりはもう少し映画館“っぽい”空間に仕上げられると思います。是非夏休みのひと時を、“当劇場"でお過ごしください。