コロナ禍でパパ活に頼らざるを得ない女性たち…永井荷風原案「つゆのあとさき」予告

永井荷風の同名小説を原案とした映画「つゆのあとさき」のポスター、予告編が解禁された。

1931年に発表された小説「つゆのあとさき」では、東京・銀座のカフェで自由奔放にたくましく生きる女給と、彼女と関係を持つ軽薄な男たちの姿が描かれた。映画版ではコロナ禍の渋谷を舞台に、さまざまな事情からパパ活をすることになった女性たちのリアルな青春や現代社会の病巣が映し出される。勤めていたキャバクラがコロナ禍で休業し、出会い系喫茶でパパ活をすることになる琴音を高橋ユキノが演じたほか、西野凪沙、吉田伶香、渋江譲二、守屋文雄、松嵜翔平、テイ龍進、前野朋哉もキャストに名を連ねた。

渋谷のスクランブル交差点で撮影されたポスターには、都会で生きることに迷い、それでも懸命に明日を探そうともがく琴音の姿が捉えられている。YouTubeで公開された予告編には、パパ活に頼らざるを得なくなってしまった女性たちの苦悩や、男性たちの実情などが切り取られた。

山嵜晋平の監督作「つゆのあとさき」は6月22日より東京・ユーロスペースで公開。

※松嵜翔平の嵜は山冠に奇が正式表記

映画「つゆのあとさき」予告編