核戦争の脅威を描くイギリス製アニメ「風が吹くとき」日本語吹替版がリバイバル上映

151

2608

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1083 1414
  • 111 シェア

イギリスのアニメーション映画「風が吹くとき」の日本語吹替版が8月2日よりリバイバル上映されることがわかった。

「風が吹くとき」場面写真

「風が吹くとき」場面写真

大きなサイズで見る(全4件)

「風が吹くとき」場面写真

「風が吹くとき」場面写真[拡大]

「風が吹くとき」場面写真

「風が吹くとき」場面写真[拡大]

「スノーマン」「エセルとアーネスト」で知られる作家レイモンド・ブリッグズの同名絵本をもとに核戦争の脅威を描き、1987年に日本でも公開された本作。片田舎で暮らす平凡な夫婦であるジムとヒルダは、ラジオから「新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくる」という知らせを聞く。政府のパンフレットに従いシェルターを作り始め、たわいない愚痴を交わしながら備える2人。そして爆弾が炸裂しすべてががれきと化した中で、再び政府の教えに従ってシェルターでの生活を始めるのだった。明日3月29日に公開される「オッペンハイマー」の監督クリストファー・ノーランも幼少期に本作を鑑賞したと明かしている。

「風が吹くとき」場面写真

「風が吹くとき」場面写真[拡大]

本作の監督は、自らも長崎に住む親戚を原爆で亡くした日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミ。音楽をロジャー・ウォーターズ、主題歌をデヴィッド・ボウイが担当し、ボウイの出演作「戦場のメリークリスマス」の監督である大島渚が日本語吹替版を手がけた。ジム役とヒルダ役には森繁久彌加藤治子が起用され、田中秀幸、高井正憲も声のキャストで出演している。

「風が吹くとき(日本語吹替版)」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。配給はチャイルド・フィルムとプレイタイムが担当する。

※大島渚の渚は旧字体が正式表記

この記事の画像(全4件)

(c)MCMLXXXVI

読者の反応

NEWS @NEWS_0

核戦争の脅威を描くイギリス製アニメ「風が吹くとき」日本語吹替版がリバイバル上映 https://t.co/D0VPUTCUk9

コメントを読む(151件)

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 風が吹くとき / ジミー・T・ムラカミ / 大島渚 / デヴィッド・ボウイ / 森繁久彌 / 加藤治子 / 田中秀幸 / ロジャー・ウォーターズ / クリストファー・ノーラン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。