映画「
原作は雨穴(うけつ)によるYouTube動画とネット記事をもとに、彼自身が物語の続きを大幅に書き加えた80万部を超えるミステリー小説。映画ではオカルト専門の配信をする動画クリエイターの雨宮が、マネージャーからある家の間取りについて相談を持ち掛けられ、“変な家”の真相解明に乗り出すさまが描かれる。間宮が雨宮、佐藤が雨宮のバディとなる設計士・栗原を演じたほか、川栄が間取りの謎の鍵を握る柚希、瀧本と斉藤は役柄・役名ともに多くの謎に包まれている人物に扮した。
ネタバレを避けるために日本の観客に向けての試写会は一切行わず、国内では今日がお披露目となった本作。間宮が「秘めに秘めに秘めてきたこの映画をついに観ていただけた。そしてこれからたくさんの人にも観ていただけることがすごくうれしいです」と挨拶する。一方の佐藤はおもむろに会場のファンが掲げる名前入りの応援グッズに目をつけ「この映画はダブル主演なんですけど……間宮、間宮、間宮、間宮……1個も二朗がない!」とぼやいて会場の笑いを誘った。
続いて佐藤は「後半が特に言えないことだらけ。後半に出る豪華メンバーの役柄・役名さえ言えない。初日を迎えて今日から共犯関係になる皆さん。どうぞ皆さんの手で育てて共犯者を増やしてください」とアピール。川栄は「SNSで『ホラー映画ではないので安心してください』って言っちゃったんですけど、めちゃくちゃ怖かったですよね……? ホラーじゃないけど怖いですって言えばよかった」と吐露した。
瀧本は「私、試写のときは開始5秒で飛び退いちゃって。怖かったですよね。でも、もう皆さんとは観たという共通点で仲間ですね。心強いです」と観客に寄り添う。佐藤曰くキャスト陣は本作におけるプロモーションで、宣伝部から「『ホラー』という言葉を使わないでくれ」と言われていたそうで、斉藤は「どう考えてもホラーと言わないのは無理がある。もう本当に怖かった!」と回想。川栄はキャストが鑑賞した初号試写で、斉藤が冒頭から「きゃー!」と絶叫していたことを打ち明け、斉藤は「すごく自然に出ました」と振り返っていた。
映画はポルトガルの第44回ポルト国際映画祭で初上映され、アジア作品部門・審査員特別賞を受賞。現地の観客と一緒に映画を観たという間宮が「徐々に温まって、中盤からは笑いが起きたり」と明かすと、佐藤は「え、まったく笑いはないはずだよ」と疑問を呈す。間宮は「ポルトに来てくれた方なので、佐藤二朗ってだけで笑う人はいないです(笑)」と話しつつ、佐藤扮する栗原が「すべては僕の妄想ですよ」と2回続けて言うシーンで笑いが起こったことを明かした。佐藤は「うれしいね。笑いの感覚は国ごとに全然違うこともあるけど、あれは笑っていただいて差し支えないところ」と胸を張った。
舞台挨拶では登壇陣の中からもっとも「変な人」(=Most Valuable HEN、略してMVH)を決定する場面も。そしてMVHの称号は計2人から指名された佐藤と斉藤へ。
佐藤を選んだ瀧本は、番宣で「見取り図の間取り図ミステリー」で共演したときのことを「佐藤さんが収録の途中で急に立ち上がって、ぶっ!とおならしたんですよ。え! え!って。私のほうにも向いていたので、立ち上がって逃げました」と述懐。佐藤は「瀧本くん! なんでオンエアでカットされているものをここで暴露するんだい。せっかく無傷で済んだと思ったのに」と笑い混じりに戒める。
斉藤を指名した川栄は「ここが変ということではないんですけど、いい意味で変というか、すごく不思議な空気感があるなと思います」とコメント。斉藤は「ありがとうございます。もう川栄さんにそう言っていただけるなら」と含みを持たせつつ、MCから改めてMVHの称号を得たことについて聞かれると「小さい頃から、なんか『変だな』みたいなものが(頭の後ろを指して)ここらへんにくっついてるんですよ。そういうのを抱えて生きてます」と答えていた。
映画は全国317館で封切られ、本日3月15日15時までの座席予約数と週末の予約状況を考慮すると、興行収入20億円を狙えるスタートに。最後に、佐藤は「特にこういう映画は口コミが大事です。正直、皆さん任せ。この映画をかわいがってください」と呼びかける。また間宮は情報を隠した宣伝活動を振り返り「それはある種、作品に対しての信頼と自信の表れ。これからは皆さんの口コミや反応が映画の爆発力になる」「怖い部分もあったと思ったんですけど、すごく爽快に終われる映画。いろんな人にこの映画の刺激を伝えてくださるとうれしい」と話して、イベントを締めくくった。
映画「変な家」何・か・が・“変”な【予告変】(75秒)
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