映画「
本作は、ある罪を背負った幼なじみ3人が再会し、20年前と現在をつなぐ2つの殺人事件の真相に迫るノワールミステリー。地元の不良たちを集めて闇の仕事を請け負う会社を経営する春に高良、警察官の家庭に育ち自らも捜査一課の刑事である晃に大東、引きこもりになった双子の弟・直哉の面倒を見ている朔に石田が扮した。
2月2日に封切られた本作。高良は「昨日はうれしさとともに、自分のもとから羽ばたいていく寂しさがあり、朝からセンチメンタルな気持ちになりました。それで監督に連絡したら、初日の最初の回を観に行っていました(笑)」とエピソードを披露する。齊藤は「監督デビュー作の最初の回を観に行けるのは一生に1度だと思いまして。本当にいい日でした」と口にした。
齊藤と同様に、初日の朝9時から本作を鑑賞した大東は「観終わって、マダムたちが出て行くとき、僕の顔を見て『あれ!? あなた今、(映画の中で)走ってた……! よかったよー』と声をかけてくれて、ハグをしました(笑)。それが、僕がいただいた最初の感想でしたね」と明かす。石田は「僕も友達が、午前中の仕事を休んで観に行ってくれました。午後は仕事が手につかなかったと言っていて、申し訳なさとうれしい気持ちがありましたね」と述べた。
高良、大東、石田らは撮影に入る前に5~6時間話し合いをしたという。10数年ぶりに再会を果たした際の心境を尋ねられると、高良は「それこそ10代の頃からみんな知っているので……生きてきたなあと思いましたね」と述懐する。また話し合いに関して高良は「脚本に描かれてない登場人物の時間を、みんながどう解釈してきたかを確認しました。同じ方向を向いていないと違う作品になりそうだったので」と振り返った。
続いて、先行上映のため福井を訪れた際の話に。大東は「上映の合間に舞台挨拶がありました。映画が終わるまで食事をしようとしていたら、エキストラの方が念願のカニを用意してくれていて。本当に福井の方々に甘やかされました。そのあとテーブルを囲んで、皆さんに映画の感想を伺うことができたんです」と語る。高良は「そういう意見もあるんだと気付かされましたね。狙い通りに伝わっているところもありました」と笑顔を見せた。石田も「福井の人たちの、映画に協力する気持ちがすごく熱くてありがたかったです」と感謝する。
イベントでは、節分の日にちなんで「自身の中の払いたい“悪”は?」という質問が。高良は「禁煙したいなと思います。何度もやめようと試みて最長7カ月禁煙できたのですが、現場で嫌なことがあると吸っちゃうんですよね(笑)」と回答し笑いを誘う。大東は「物忘れがひどいこと」、石田は「食欲。朝からごはんを3杯も食べてしまう」とそれぞれ伝えた。
最後に齊藤は「内容に賛否両論があるのは当然だと思います。皆さんの心のどこかに残って、3日、1週間、もしくは10年先にこんな映画があったということを思い出してほしいです」、高良は「今までなかなか“楽しんで”と言いづらいと思っていたのですが、やっぱり映画なので、楽しんでいってほしいなと思います」と呼びかけイベントを締めた。
「罪と悪」は、全国で公開中。
映画「罪と悪」本予告
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