「悪なき殺人」で知られるフランスの監督
2019年の東京国際映画祭で「悪なき殺人」(映画祭では「動物だけが知っている」の邦題)は観客賞と最優秀女優賞を受賞し、劇場公開の際も口コミで評判が広がった。そんなモルの新作「12日の殺人」は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション書籍「18.3. Une année passée à la PJ」をもとに、モルがジル・マルシャンと脚本を共同執筆したスリラーだ。
ある10月12日の夜、女子大学生クララが焼死体となって発見された。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。容疑者となりうる関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定できない。事件解決への糸口が見えなくなる中、ヨアンは事件の闇へと飲み込まれてしまう。
「悪なき殺人」にも出演している
「12日の殺人」は東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。
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夢 @yume_0430
「悪なき殺人」ドミニク・モルの新作スリラー「12日の殺人」が来年公開 - 映画ナタリー
『悪なき殺人』が好きなんだけど、また邦題に「殺人」が入ってて興味湧く。 https://t.co/JYTEb4xNXm