のんびり過ごす犬は“言葉なき目撃者”、サスペンス「悪なき殺人」本編映像

フランス・ドイツ合作「悪なき殺人」の本編の一部がYouTubeで解禁された。

本作はフランスの人里離れた村で起きた女性失踪事件を軸に、5人の男女が思いもよらぬ形でつながっていく様子を映し出すサスペンス。ドゥニ・メノーシェ、ロール・カラミー、ダミアン・ボナール、ナディア・テレスキウィッツらが出演した。

この映像は本日11月1日が犬の日であることにちなみ、本作に登場する犬にスポットを当てたもの。のんびりと過ごす犬のそばで、2人の女性が「軽い関係がいいわ」「私は重いわけ？」と深刻な会話を交わす様子が捉えられた。なお劇中で犬は、さまざまな事件の真相を知る“言葉なき目撃者”として描かれる。

第32回東京国際映画祭では「動物だけが知っている」のタイトルで上映された本作。監督のドミニク・モルは「もしかすると吹雪の夜に起きたことの真相を知っているのは、あの動物たちだけだという意味かもしれません。彼らは人間を見て何を思っているのでしょうか。私たちはこの美しい謎を解明しようとせず、観客1人ひとりの解釈に委ねるべきなのかもしれません」と語っている。

「悪なき殺人」は、12月3日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。12月4日からデジタル配信も行われる。

※「悪なき殺人」はR15+指定作品