ビクトル・エリセの31年ぶり長編「瞳をとじて」公開、俳優の失踪をめぐるミステリー

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「ミツバチのささやき」「エル・スール」で知られるスペインのビクトル・エリセが、31年ぶりに発表した長編映画「Close your Eyes(英題)」の邦題が「瞳をとじて」に決定。2024年2月9日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開されることがわかった。

映画「瞳をとじて」ポスタービジュアル

映画「瞳をとじて」ポスタービジュアル

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本作は主演俳優フリオ・アレナスが失踪した未完の映画「別れのまなざし」から紐解かれるヒューマンミステリー。失踪から22年後、当時の映画監督でフリオの親友でもあったミゲルは、かつての人気俳優失踪事件の謎を追うテレビ番組から証言者として出演依頼を受ける。取材に協力するミゲルだったが、次第にフリオと過ごした青春時代や自らの半生を追想していく。そして番組の終了後、「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」という思わぬ情報が寄せられる。

エリセは83歳にして、1992年の「マルメロの陽光」以来となる長編を第76回カンヌ国際映画祭のカンヌプレミア部門にて発表。「エリセの切実で完璧な帰還」(Variety)、 「30年以上待つだけの価値ある傑作」(eCartelera)と絶賛された。

「ミツバチのささやき」に当時5歳で主演に抜擢されたアナ・トレントが、50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性で出演したことも話題に。彼女は失踪したフリオの娘という重要な役どころを演じている。「コンペティション」のマノロ・ソロ、「悪人に平穏なし」のホセ・コロナドも出演した。尺は169分。

このたび解禁されたポスタービジュアルには、映画館のスクリーンに投影された目を閉じた少女の顔に手を伸ばすミゲルのシルエットが切り取られている。国内配給はギャガが担当。

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(c)2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.

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河添 誠 KAWAZOE Makoto @kawazoemakoto

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