本作は元映画監督のミゲルが、自身の監督作品の撮影中に謎の失踪を遂げた人気俳優フリオ・アレナスの記憶をめぐり、自らの半生を追憶するヒューマンミステリー。「マルメロの陽光」以来31年ぶりとなるエリセの長編で、失踪事件を追うテレビ番組に証言者として出演するミゲルを
エリセの監督デビュー作「ミツバチのささやき」で、映画「フランケンシュタイン」の怪物に魅せられる純朴な少女アナを演じたトレント。本作でも自身の本名と同じ名前であるミゲルの娘・アナに扮した。公開された本編映像には、プラド美術館で働いている彼女とミゲルがカフェで会話するシーンが収められている。トレントとの長編作品でのタッグが50年ぶりとなるエリセは、今まで彼女と連絡を取り続け、友情を育んできたことを回想。そして本作でトレントをキャスティングした経緯を「2021年末のある夜、彼女が出演していたマドリードの劇場の出口で、彼女に話しかけた。“映画の脚本を書いていて、登場人物の1人をぜひ、演じてほしい”と。彼女は即座に承諾した。それぐらい簡単だった」と振り返っている。
「瞳をとじて」は、2月9日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次ロードショー。なお本作の公開に先駆けて、エリセの過去作「ミツバチのささやき」「エル・スール」が再上映。現在、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開されている。
映画「瞳をとじて」本編映像
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