ファン・ビンビン俳優復帰作、イ・ジュヨンが共演した「緑の夜」公開決定

ファン・ビンビンの俳優復帰作「緑の夜」が2024年1月19日に公開決定。日本版ビジュアルも到着した。

2023年にベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、同年の東京国際映画祭にも出品された本作。苦難に満ちた過去から逃れるため中国を離れ、韓国で抑圧された生活を送り暮らすジン・シャは、ミステリアスな緑の髪の女と出会う。本能的に「危険だ」と感じるジンだったが、2人は人生を賭けた危険な冒険に乗り出す。

脱税騒動により芸能活動を休止していたファン・ビンビン。ハリウッド映画「355」やドラマ「武則天-The Empress-」など華やかな役柄を多く演じてきたが、本作では抑圧された人生を甘んじて送るも、自由のため大きな賭けに出るジンを演じた。緑の髪の女には、ドラマ「梨泰院クラス」で知名度を上げ、映画「野球少女」「ベイビー・ブローカー」でも知られるイ・ジュヨンが扮し、「アバンチュールはパリで」のキム・ヨンホもキャストに名を連ねる。

監督を務めたのは、デビュー作「Summer Blur（原題）」が高い評価を得たハン・シュアイ。「自由を得るためには、見えない何者かの許可を得る必要がある」と語り、「この物語で彼女たちの揺るぎない決意にもう一度触れ、何者かに立ち向かう勇気を手にしたい」と作品に込めた願いを述べている。撮影監督は、イ・チャンドン監督作「ポエトリー アグネスの詩」のキム・ヒョンソクが担当した。

「緑の夜」は東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントで公開。