ワルシャワ・ゲットー蜂起から80年「戦場のピアニスト」4Kデジタルリマスター版公開

ロマン・ポランスキーの監督作「戦場のピアニスト」がワルシャワ・ゲットー蜂起から80年の今年、4Kデジタルリマスター版として12月1日に全国公開決定。メインビジュアルと予告編がYouTubeで解禁された。

第55回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたほか、世界中で数々の賞を受賞した「戦場のピアニスト」。ドイツ軍の侵攻によって平穏な日常を奪われ、1人戦場をさまよう若きユダヤ人ピアニストの姿を描いた作品だ。1939年ドイツ軍のポーランド侵攻によって第2次世界大戦が勃発し、ユダヤ人のピアニストであるウワディスワフ・シュピルマンは家族とともにワルシャワ・ゲットー（ユダヤ人隔離地域）に強制的に移住させられる。飢えや無差別殺人に脅える日々を過ごすシュピルマンたち。やがて数十万のユダヤ人が強制収容所に移送される中、ただ1人シュピルマンは奇跡的に免れることになる。

自らも幼い頃クラクフのゲットーで過ごし、母を収容所で亡くしたポランスキーがピアニストのウワディスワフ・シュピルマンの実話を映像化。エイドリアン・ブロディが主人公のシュピルマンを演じ、第75回アカデミー賞にて史上最年少で主演男優賞に輝いた。このたび公開されたメインビジュアルには、ゲットーの無慈悲な壁とともに、ピアノの鍵盤がデザインされている。

「戦場のピアニスト（4Kデジタルリマスター版）」は、東京・角川シネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。

映画「戦場のピアニスト」4Kデジタルリマスター版