「監督週間 in Tokio」全16本のラインナップ解禁、ホン・サンスの新作も上映

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カンヌ国際映画祭の独立部門である監督週間とのコラボレーション企画「カンヌ 監督週間 in Tokio」が12月8日から21日にかけて東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催。16本のラインナップが発表された。

「カンヌ 監督週間 in Tokio」ビジュアル

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1968年よりフランスの監督協会が運営する監督週間は、前衛性のある作家性の強い作品群を紹介することで知られる。アジア初開催となる今回のコラボ特集では、今年の監督週間で上映された長編・短編作品や主催する映像産業振興機構(VIPO)がセレクトした日本映画が上映される。

「ゴールドマン裁判」 (c)Séverine Brigeot

「ゴールドマン裁判」 (c)Séverine Brigeot[拡大]

オープニングを飾るのは、1970年代の実際の事件にもとづく裁判を描いた「ゴールドマン裁判」。「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」のセドリック・カーンが監督を務めた同作は、現在、本国フランスで観客動員30万人を超えるヒットを記録している。このほか今年のカメラドール(新人監督賞)を受賞したベトナムの新鋭ファム・ティエン・アンによる長編デビュー作「黄色い繭の殻の中」、エレナ・マルティン・ヒメノが監督・主演を兼ねたベストヨーロッパ映画賞の受賞作「Creatura」、韓国のホン・サンスによる記念すべき30本目の長編「In Our Day」などが並ぶ。

「ゆれる」 (c)2006『ゆれる』製作委員会

「ゆれる」 (c)2006『ゆれる』製作委員会[拡大]

今年の監督週間に出品された平井敦士による日仏合作の短編「」も上映。さらに平井が地元の富山で撮影し、世界15カ国、22の映画祭で上映された前作「フレネルの光」もラインナップに並んだ。この2本の短編に加え、「ある惑星の散文」で知られる深田隆之が監督を務めた44分の「ナナメのろうか」がまとめて上映される。また2006年の監督週間に出品され、西川美和の名を世界に知らしめた「ゆれる」を特別上映。西川と主演を務めたオダギリジョーによるトークショーも行われる。

全ラインナップは下記の通り。

カンヌ 監督週間 in Tokio

2023年12月8日(金)~21日(木) 東京都 ヒューマントラストシネマ渋谷
<上映作品>
「The Goldman Case / ゴールドマン裁判」
「Inside the Yellow Cocoon Shell / 黄色い繭の殻の中」
「Creatura」
「Riddle of fire」
「Grace」
「The Sweet East」
「Agra」
「The Other Laurens」
「Mambar Pierrette」
「In Our Day」
「In Flames」
「The feeling that the time for doing something has passed」
「ゆ」(短編)
「フレネルの光」(短編)
「ナナメのろうか」(短編)
「ゆれる」(特別上映)

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読者の反応

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洞窟 @cinema_lantern

フィルメックス、コンペ作品でも『クリティカル・ゾーン』は朝日ホールでの上映なし、『黄色い繭の殻の中』は1回だけ、ってなかなかキツいですね。『黄色い繭の殻の中』は「監督週間 in Tokio」でもやるから、見れなかった人はそこで拾ってくださいって感じかしらん…。https://t.co/7YPJYovSB4

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