ケイジが演じたのは、しがない家庭人で学者のポール・マシューズ。彼の人生は、何百万人もの見知らぬ人々が突然、彼を夢の中で見始めたことから一変してしまう。さらにポールの出現が悪夢になったとき、彼の人生は新たな局面へ向かう。
「邪悪なエンタテインメントコメディ」と銘打たれた本作の監督を務めたのは、10月13日に長編デビュー作「
近年の俳優活動において、自身の存在をパロディ化することもいとわないケイジ。2022年製作の「マッシブ・タレント」では、ハリウッドでの栄光と挫折を経験したケイジが、自身の分身とも言えるような“どん底俳優”を演じていた。ケイジは自身を取り巻くネットの状況と「Dream Scenario」について、下のように語っている。
「ある朝、目が覚めたら、誰かがいろんな映画から僕が正気を失うシーンを抜き出した映像をネットにアップしていた。2011年の『Nicolas Cage Losing His Shit』だったと思う。一夜にして世界中に広まり、僕は『何が起きているんだ?』と思い続けたよ。それは指数関数的に増え続け、大きくなっていった。僕にできることは何もなかった。法的には止められなかったし、どうやっても止められなかった。そして『Dream Scenario』の脚本を読んで『そうだ、今ならこの状況をちょっとした金に変えられる』と思ったんだ」。
「Dream Scenario」はアメリカで11月10日に一部劇場で公開。11月22日より全米で封切られる。なお日本公開は未定のため続報を待とう。
野水伊織 @nomizuiori
来た!『シック・オブ・マイセルフ』ボルグリ監督でアリ・アスタープロデュースのニコケイ映画!
この2人が関わる“邪悪なエンタテインメントコメディ”だなんて、流石に期待しかないのよ……!
日本公開決まっておくれ☺️ https://t.co/cRVSYFBHNH