小野武彦の初主演映画「シェアの法則」予告編、廣木隆一らの絶賛コメントも到着

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芸歴57年の小野武彦が映画初主演を務めた「シェアの法則」の予告編とポスタービジュアルが到着した。

「シェアの法則」ビジュアル

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「シェアの法則」場面写真

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劇団青年座によって2021年に上演された同名舞台を映画化した本作。東京の一軒家で暮らす老夫婦が自宅を改装して始めたシェアハウスを軸に、さまざまな背景をもつ住人たちとの関わりが描かれる。主人公・秀夫に小野が扮したほか、キャバクラで働くシェアハウスの住民・美穂役で貫地谷しほり、秀夫の息子役で浅香航大、シェアハウスのお節介な隣人役で鷲尾真知子、秀夫の妻・喜代子役で宮崎美子が共演。舞台版に引き続き岩瀬顕子が脚本を担当し、「うちの執事が言うことには」の久万真路が監督を務めた。

予告編に収められた映像では、社交的な喜代子とは対照的に、人付き合いが嫌いで誰とも打ち解けようとしない秀夫が、シェアハウスの住民たちにいきなり家賃の値上げを宣言。住民から疎まれるのみならず、息子の隆志ともあまり関係性がよくない秀夫だが、年齢も職業も国籍もバラバラな住民たちと触れ合う中で変化が訪れていく。映像の後半には、歌手の澤田知可子が書き下ろした主題歌「花の記憶」が使用されている。

さらに本作を鑑賞した映画監督の廣木隆一、俳優の羽田美智子八嶋智人ら著名人からコメントが到着。すべてのコメントは以下に掲載した。

「シェアの法則」は10月14日より東京・K's cinema、10月21日より神奈川のシネマ・ジャック&ベティほか全国で順次公開。

映画「シェアの法則」予告編

内田慈(俳優)コメント

シェアハウスでの生活シーンで、昔、風呂無しアパートで一人暮らしをしていた時のことを思い出した。
共同トイレで、各自トイレットペーパーを持ち込むスタイル。他の人に使われないように印をつけてる人もいた(笑)。
壁が激薄で、ちょっと咳をしたら隣の人が心配して「風邪?」とグレープフルーツを持ってきてくれたけど、あの頃の私はその距離感の難しさに少し煩わしさも感じてた。
時を経て一人では生きていけないことを痛感し、いかに自立しながら他者と「シェア」して生きていけるか?の大切さを実感している今。「ああ、あの時に戻ってお隣さんにちゃんとありがとうと伝えたい」と感じる鑑賞後。
この映画との出逢いをくれた貫地谷しほりちゃんと久万監督はじめ、制作に関わられたすべての皆さまの優しさとピュアさを感じる作品。

越護啓子(作家)コメント

一人称の視点で物語を完結させるよくある映画のパターンから、この映画は複数の登場人物の視点をもちいながら展開させる意欲的な作品だ。一人ひとり背負った人生がドラマになるぐらいなのに、その織りなす展開が、全然くどさも無く前向きに観る者の関心を引き込んでいく。
他人との関わりから、主人公に実の家族との在り方だけでなく自分自身を問うプロセスを共感しながら大いに笑い、泣かせてもらった。
家族への想いに自分のことも重さねるいい機会になるに違いない。
上質なエンターテイメント作品は本当に心地よい。

澤田知可子(歌手)コメント

「シェアの法則」のラストシーンから流れる「花の記憶」と温かい涙。
登場人物を包み込む母性の如く、この作品に関わらせて頂いて心からの至福を噛み締めております。
「思いやり」のシェアをありがとうございました♪

奈良橋陽子(キャスティングディレクター)コメント

岩瀬顕子さんは多彩な表現をこなす、素晴らしいクリエーターです。
これまでの国際的な俳優としての活躍に加えて、今回は脚本家として劇場公開映画をプロデュースし、“実に面白い”映画を作りました。
登場人物がとても個性的で、繊細。作品の中でその役柄の意味と存在を持っている稀有な展開の映画に仕上がっています。出演者のみなさんが楽しんで演じている様子がスクリーンから伺えます! その中で、主演の小野武彦さんの演技は俊逸で素晴らしいと思いました。
これまで多くの演劇作品の脚本を書いてきた岩瀬さんが、映画ならではのよさを十分に引き出して脚本を仕上げたことに感服しています。

羽田美智子(俳優)コメント

孤独に寄り添いながら
喜びも悲しみも誰かとシェアすることができたら…
それが幸せの本質、生きる醍醐味なのかもしれません。
厳しくて優しくて、そして温かくて…
この映画の感想を誰かとシェアしたくなりました。

林海象(映画監督)コメント

久万真路監督「シェアの法則」は、家族と擬似家族の物語である。
心が少し離れた本物の家族と、本物の家族ではないが心が通い合うシェアハウスの人々が織りなす陰影が映画に深みを与えている。そしてその陰影が混ざり合い「家族とは何か?」を浮かび上がらせていく。
そういう重いテーマを持ちながらも、この映画が完璧にできた娯楽映画であることが秀逸である。俳優陣もとても素晴らしい。

廣木隆一(映画監督)コメント

他人と生きることはこの世界では当たり前である。
ということをこの映画は教えてくれる。ベテランと呼ばれる役者さんたちの息のあった現場の雰囲気が伝わってくるのも久万映画である。
小野武彦さんの後ろ姿や宮崎さんの笑顔に泣かされる。

八嶋智人(俳優)コメント

人生は儘ならない。いつだって。だから、いつだって新鮮。世の堅物達よ。変化する幸せを楽しもう。いつだってキッカケはある。それを見つけるヒントをこの映画は教えてくれるでしょう。

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