「連続ドラマW 落日」の完成披露試写会が本日8月28日に東京の品川 ザ・グランドホールで開催され、キャストの
初共演となった吉岡の印象を聞かれた北川は「『頭のいい方なんだな』と。しっかり考えて、咀嚼して、準備を真面目にしてから現場に臨まれる方だと感じました」と仕事に対する姿勢について述べる。続けて「すごく老成してるんですよ。歳は離れているけど、美容のこととか食べ物、仕事へのスタンスも同じ目線で話してくださって、心強い友達ができたなと思って」と口にすると、吉岡は「うれしすぎてうきうきしてる」と満面の笑みで喜びを表現。吉岡は北川に対し「初対面のときは、あまりの美しさとかっこよさとオーラに吸い込まれた」と言いつつ、「何気ない時間が本当に楽しくて、わかり合えるところがいっぱいあるというか……運命的な出会いをした人なんじゃないかと思って! これからも育んでいきたいと思います」と声を弾ませていた。
有名脚本家・大畠凜子役で出演した黒木は、自身の役柄について「脚本家として真尋ちゃんにバトンを渡すという役柄だったんですけれど、厳しくもあり温かくもあり、そのあんばいが難しかったです」とコメントする。そして「自分の経験したことを(北川と吉岡)お二人の女優にバトンを渡せるかと考えたときに、まだまだ私は未熟だなと思って。普段、役と自分を重ね合わせたりはしないんですけども、今回はそんなことを考えたりもしました。もっとがんばらなきゃ」と謙虚に伝えた。
竹内は、事件の犯人である死刑囚・立石力輝斗に扮した。内田とのタッグは2020年に放送された「WOWOWオリジナルドラマ 竹内涼真の撮休」以来。本作のオファーについて竹内は「こういう役をやったことがなかったので、『ちゃんとできると思ってもらってるんだ』とうれしかったし、3年ぶりにいろいろ試されている気がして『期待に応えないとな』と思いました」と振り返る。内田は「竹内くんはこの3年で本当に成長したなと。考え方も全然違ってびっくりしました。どんどん素晴らしい俳優になっていくんじゃないかなと思います」と語った。また、初めて仕事をした北川と吉岡については「アイデアもあるし、役者さんを前にすると共鳴するようなタイプの2人だったので、演技を見ていてすごく楽しかったです」と述懐した。
イベント終盤、原作者の湊がサプライズで登場する一幕も。湊は「内田監督に撮っていただくことがわかり、キャストを聞いてまさかまさかの連続で。完成が楽しみでしかありませんでした」と笑顔を見せる。一度、撮影現場に訪れたといい「見学したのは、香と真尋が本音をぶつけ合う一番大切な場面。2人が向き合っているところを見て『本当に幸せな作品にしてもらえているんだろうな』と確信がありました。(原作を)書いているとき、自分の中に漠然と香や真尋の姿があったけれど、一瞬で上書きされました」と北川と吉岡に伝えた。
最後に北川は「人それぞれみんな違うけど、“生きているだけで価値のある存在なんだよ”という優しい一筋の光が差すような作品になっているんじゃないかと思います。1人でも多くの方に届いてほしい」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「連続ドラマW 落日」は9月10日よりWOWOWで放送・配信される。
連続ドラマW 落日
WOWOW 2023年9月10日(日)スタート 毎週日曜 22:00~
※WOWOWプライム、WOWOW 4Kで第1話を無料放送
※WOWOWオンデマンドでは無料トライアル実施中
※全4話
リブロ ★ブックサンタ受付中 9/22~12/25★ @libro_jp
「落日」北川景子、初共演の吉岡里帆は「心強い友達」 内田英治は竹内涼真の成長語る https://t.co/VFIAUrf8Ep
原作:湊かなえ『落日』角川春樹事務所/ハルキ文庫