ミニシアター・扇町キネマのオープニング企画決定、クラウドファンディングも開始

大阪・扇町のi-Mall（アイモール）内に10月2日にオープンする予定の文化創造拠点「扇町ミュージアムキューブ」。そのミニシアター「扇町キネマ」のオープニングを飾る特別企画が「ミニシアター・リターンズ：Masterpiece」に決定した。また、本日7月10日から8月31日までクラウドファンディングも行われる。

ドキュメンタリーやインディーズ、アート系作品を得意とする大阪・第七藝術劇場をプログラム編成のパートナーに迎える扇町キネマ。「ミニシアター・リターンズ：Masterpiece」の第1弾ラインナップには、ウォン・カーウァイの「ブエノスアイレス 4K」、1966年のチェコスロバキア映画「ひなぎく」、ウェイン・ワン監督作「スモーク（デジタル・リマスター版）」、塚本晋也の「鉄男」、アンドレイ・タルコフスキーの自伝的作品「鏡」が並んだ。なお「鏡」は「ロシア文化フェスティバル 2023 IN JAPAN」の一環として上映される。

なお扇町キネマでは今後も特集上映として、映画の“現在”を映し出す「ミニシアター・リターンズ：Progress」を11月、かつてこの地に存在した扇町ミュージアムスクエアで上映された作品がよみがえる「ミニシアター・リターンズ：Legacy」を12月に展開する。

上映設備・DCP（デジタル・シネマ・パッケージ）を導入するためCAMPFIRE（キャンプファイヤー）で実施されるクラウドファンディングの目標金額は500万円。リターンとして特別鑑賞券や特別優待カード、オリジナルTシャツの贈呈、リハーサル上映への招待などが用意されている。詳細はCAMPFIRE公式サイトで確認を。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記

ミニシアター・リターンズ：Masterpiece

大阪府 扇町キネマ
＜上映予定作品第1弾＞
「ブエノスアイレス 4K」※2K上映
「ひなぎく」
「スモーク（デジタル・リマスター版）」
「鉄男」
「鏡（1975年）」ほか

第七藝術劇場 コメント

第七藝術劇場は、大阪・十三にある1スクリーンのミニシアターです。
かつて扇町ミュージアムスクエアが存在した扇町の地に誕生する新しい文化拠点にて、再び映画が上映されることにワクワクする思いです。スクリーンを通して世界の〈今〉を見せてくれる映画、そして扇町ミュージアムキューブという空間だからこそできる独自のラインナップを追求していきます。
人生を変えるような一作との出会いが生まれる場所になりますように。