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「美少女戦士セーラームーン」シリーズ最終章のシャドウ・ギャラクティカ編が描かれる本作。エターナルセーラームーン/月野うさぎに三石、セーラーギャラクシアに林原、セーラー火球/火球皇女に水樹、セーラースターメイカー/大気光に早見沙織、セーラースターヒーラー/夜天光に佐倉綾音が声を当てた。
前編のアフレコの実施から約2年越しとなる公開を迎え、三石は「コロナ禍もありましたが、こうしてお客さんの前で上映できることが本当によかったなという気持ちでいっぱいです」と感謝を述べる。続けて「最終章だからといって役作りを変えているわけではないですが、1つのシーンが終わるたびに、残り少なくなってきた物語を噛み締めながら大事に収録していきました」と語った。
林原は、自身の役柄を意識したゴールドの衣装と赤いカラーコンタクトで登壇し、「『セーラームーン』というワードで思い出す景色が十人十色あるように、私の中にもあります。この30年近く皆さんを支えてきたセーラー戦士と戦うにあたり、存分に楽しませていただきました」と収録を振り返る。また「セーラームーン」の現場での三石について、林原は「これまで(三石の)芝居をいろいろ浴びているけど、うさぎちゃんを聞いたときに軸がぶれました。どうしてそのピュアさを(今でも)持っているの?って」と驚いたことを明かした。
佐倉は、今回の出演を機に作品を履修したといい「今になってハマってしまって……今『セーラームーン』ごっこ遊びがしたいんです」と言って共演者を笑わせる。水樹には「火球様にお会いできて光栄です」、三石には「声を聞くだけで泣きそう」と興奮気味に絡むものの、林原に対しては「めぐさんには……勝てない……!」と口にする佐倉。林原から「知ってる」と満面の笑みで返されると、佐倉は「強すぎる……」とつぶやいていた。
その後、1人ひとりがうさぎの魅了を語るコーナーへ。早見は「子供の頃には気付かなかった、うさぎちゃんの中にある、広くて深い愛の存在がすごいです。“どんな私も私なの。そんな私にしかできないことがある”というセリフを、今この時代に聞けることに、感謝の思いでいっぱいになります」、水樹は「完璧じゃないからこそ、限界を超えられる可能性に満ちたキャラクターだと改めて感じました。最後の一歩を踏み出すところを自らやってのけるうさぎちゃんはすごい!」と熱弁。三石は「助けられて強くなる普通の女の子というところが好きです。うさぎちゃんには、その場その場で大事なものをしっかり選び取っていける強さがあります」と真摯に言葉を紡ぐ。高橋も「どんな困難でも、立ち上がって前に進んでいくことがいかに重要か、大人になってからわかります。うさぎちゃんだったら立ち向かっていける、うさぎちゃんがいないとセーラームーンじゃない、と必ず思えるところが魅力です」と力説し、「セーラームーン」愛あふれるトークが展開された。
最後に三石は「最終章の幕開け、1つずつ終わりに近づいているので寂しくもありますが、充実感もあります」と感慨深げに伝える。そして「『美少女戦士セーラームーンCosmos』、後編まで応援してくれないと……月にかわって おしおきよ!」とおなじみのセリフで会場を盛り上げ、イベントを締めくくった。
原作者の
※高橋知也の高は、はしごだかが正式表記
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硝子の赤子 @glassbaby_97
そうそう そうだよね
“どんな私も私なの。そんな私にしかできないことがある。”
って(前世が月のプリンセスであり、銀河一の力を持つ銀水晶の宿主であり、戦い守り抜く使命を課されたセーラー戦士でもあり、普通の女子高校生でもある)うさぎちゃんも言ってる。
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