古田新太が舞台「パラサイト」に自信、伊藤沙莉は「映画との違いを楽しめる」

舞台「パラサイト」の合同取材会が本日6月4日に東京・ THEATER MILANO-Zaで行われ、キャストの古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこ、キムラ緑子、みのすけ、山内圭哉、恒松祐里、真木よう子、台本・演出の鄭義信が出席した。

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」を原作とした舞台「パラサイト」では、1990年代の関西を舞台に、家内手工業の靴作りで生計を立てる金田一家が、高台にある豪邸で暮らす永井一家に寄生していくさまが描かれる。

日の差さないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家の主・金田文平に古田、身分を偽って永井家の家庭教師となる息子・順平に宮沢、アートセラピー教師として取り入る娘・美妃に伊藤、家政婦として雇われる妻・福子に江口が扮するほか、山内が次第に金田家に寄生されていく永井家の主・慎太郎、恒松が娘・繭子、真木が妻・千代子を演じる。またキムラが永井家の家政婦・安田玉子、みのすけが本作オリジナルのキャラクターとして出演する。

映画版の「半地下の家族」とは異なり、舞台版は「堤防の下にあるトタン屋根の集落に住む家族」という設定に。古田は「貧富の差をきれいに見せられるように、非常にうまく置き換えていると思います。映画とはちょっと結末は違いますが、映画を観た人にも『うまい！』と言ってもらえるのでは」と自信をのぞかせる。

宮沢は「金田家のブレインで、いろいろなプランを立てて家族を巻き込んでいく」と自身の聡明な役柄を表現する。伊藤は「映画との違いを楽しめると思います。違ったニュアンスや世界観の『パラサイト』になっています」、江口は「古田さんの奥さん役としてがんばります」と述べた。

またタイトルにちなみ「芸能人に寄生できるなら？」と質問が及ぶと、江口は「大谷翔平さん」と答える。続くキムラは「私は氷魚くん！」と明かし、古田は「俺は叶姉妹かなあ」と妄想を膨らませて笑いを誘う。一方で伊藤は、質問に対して困り顔を浮かべる宮沢を見て「一緒にデヴィ夫人にしよう！」とフォローしていた。フォトセッション時には古田がさまざまなハートマークを作ると、宮沢らも共鳴して同じポーズを取るなど、仲むつまじい様子が垣間見れた。

舞台「パラサイト」は6月より東京・大阪で上演。

COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」

2023年6月5日（月）～7月2日（日）東京都 THEATER MILANO-Za
2023年7月7日（金）～17日（月・祝）大阪府 新歌舞伎座